2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 7.16

■ 由良君美 『椿説泰西浪漫派文学談義(ちんせつたいせいろまんはぶんがくだんぎ)』 平凡社ライブラリー 1700円+税 1972年青土社、83年増補改訂版。5月の『みみずく偏書記』(ちくま文庫)に続いて復刊。多くの読書人が待っていた。 解説は高山…

週刊 奥の院 7.16

■ 由良君美 『椿説泰西浪漫派文学談義(ちんせつたいせいろまんはぶんがくだんぎ)』 平凡社ライブラリー 1700円+税 1972年青土社、83年増補改訂版。5月の『みみずく偏書記』(ちくま文庫)に続いて復刊。多くの読書人が待っていた。 解説は高山…

週刊 奥の院 7.15

■ 澁澤龍彦 『私の戦後追想』 河出文庫 950円+税 カバーデザイン:菊地信義 解説:高橋睦郎 澁澤の自伝的エッセイを『全集』(河出)から再編集した本。 勤労動員と終戦 帝都をあとに颯爽と 血みどろな軍歌 葦原将軍のいる学校 ないないづくし……わが青春…

週刊 奥の院 7.15

■ 澁澤龍彦 『私の戦後追想』 河出文庫 950円+税 カバーデザイン:菊地信義 解説:高橋睦郎 澁澤の自伝的エッセイを『全集』(河出)から再編集した本。 勤労動員と終戦 帝都をあとに颯爽と 血みどろな軍歌 葦原将軍のいる学校 ないないづくし……わが青春…

週刊 奥の院 7.14

■ 大江健三郎 『定義集』 朝日新聞出版 1600円+税 朝日新聞(06.4〜12.3)連載の評論。 装画:福田美蘭 装幀:菊地信義 最終回「自力で定義することを企てる」より。 6年間の連載中、毎月読者から不思議な記号つきの短評が寄せられる。 記号は…

週刊 奥の院 7.14

■ 大江健三郎 『定義集』 朝日新聞出版 1600円+税 朝日新聞(06.4〜12.3)連載の評論。 装画:福田美蘭 装幀:菊地信義 最終回「自力で定義することを企てる」より。 6年間の連載中、毎月読者から不思議な記号つきの短評が寄せられる。 記号は…

週刊 奥の院 7.13

今週のもっと奥まで〜 ■ 『甘い罠 8つの短篇小説集』 文春文庫 533円+税 江國香織、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、小池真理子、高樹のぶ子、郄村薫、林真理子 「8人のミューズがささやく、美しく怖い物語」 紹介するは、川上弘美「天にまします吾らが…

週刊 奥の院 7.13

今週のもっと奥まで〜 ■ 『甘い罠 8つの短篇小説集』 文春文庫 533円+税 江國香織、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、小池真理子、高樹のぶ子、郄村薫、林真理子 「8人のミューズがささやく、美しく怖い物語」 紹介するは、川上弘美「天にまします吾らが…

週刊 奥の院 7.12

■ ジュンク堂書店新宿店 『書店員が本当に売りたかった本』 飛鳥新社 1300円+税 (帯) (POP)書店員が本当に売りたかった本 閉店が決まった後、スタッフ全員がPOPに込めた熱い想い!! 店はなくなっても想いは消えない そんな気持ちが、この1…

週刊 奥の院 7.12

■ ジュンク堂書店新宿店 『書店員が本当に売りたかった本』 飛鳥新社 1300円+税 (帯) (POP)書店員が本当に売りたかった本 閉店が決まった後、スタッフ全員がPOPに込めた熱い想い!! 店はなくなっても想いは消えない そんな気持ちが、この1…

週刊 奥の院 7.11

■ 塩田武士 『ともにがんばりましょう』 講談社 1500円+税 三作目。今春神戸新聞社を退職して、筆一本で生きる決意。本書は「労働組合小説」プラス恋愛。 主人公・武井は大阪の「上方新聞」社会部記者、入社6年目。音楽好きで志望部署は文化部。文化部…

週刊 奥の院 7.11

■ 塩田武士 『ともにがんばりましょう』 講談社 1500円+税 三作目。今春神戸新聞社を退職して、筆一本で生きる決意。本書は「労働組合小説」プラス恋愛。 主人公・武井は大阪の「上方新聞」社会部記者、入社6年目。音楽好きで志望部署は文化部。文化部…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 赤坂真理 『東京プリズン』 河出書房新社 1800円+税 (帯) 《戦争と戦後》のことを書きたい、すべての日本人の問題として書きたいと、私は、十年以上願ってきた。 1964年生まれの私は、戦争を経験した親に育てられた世代の、最…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 赤坂真理 『東京プリズン』 河出書房新社 1800円+税 (帯) 《戦争と戦後》のことを書きたい、すべての日本人の問題として書きたいと、私は、十年以上願ってきた。 1964年生まれの私は、戦争を経験した親に育てられた世代の、最…

週刊 奥の院 7.9

■ 瀬戸内寂聴 『烈しい生と美しい死を』 新潮社 1400円+税 「東京新聞」「西日本新聞」「徳島新聞」に連載した「この道」 。 装画 竹久野生(のぶ) 1911(明治44)年9月「青鞜」創刊。 ……明治維新という大革命のあとも、日本の女性の地位は、旧…

週刊 奥の院 7.9

■ 瀬戸内寂聴 『烈しい生と美しい死を』 新潮社 1400円+税 「東京新聞」「西日本新聞」「徳島新聞」に連載した「この道」 。 装画 竹久野生(のぶ) 1911(明治44)年9月「青鞜」創刊。 ……明治維新という大革命のあとも、日本の女性の地位は、旧…

週刊 奥の院 7・8

私、一応、当原稿を前もって2本くらいは準備しているのですよ。でもね、これが入荷したら、先に書かないわけにはいかないじゃーありませんか! ■ 佐藤純子 『仙台文庫別冊 月刊佐藤純子』 メディアデザイン 発行 本の森 発売 940円+税 http://md-sendai…

サイン会 7.8終了いたしました。ご来店ありがとうございます。中居さん、宝島社さん、ご苦労さまです、ありがとうございます。

★★ 中居真麻さん サイン会 ★★『私は古書店勤めの退屈な女』(宝島社)出版記念 ●と き 2012年7月8日(日) 14:00〜15:00 ●ところ 海文堂書店 2F・「元町 古書波止場」 ★『私は古書店勤めの退屈な女』 2012年6月7日 発売 1,365…

週刊 奥の院 7・8

私、一応、当原稿を前もって2本くらいは準備しているのですよ。でもね、これが入荷したら、先に書かないわけにはいかないじゃーありませんか! ■ 佐藤純子 『仙台文庫別冊 月刊佐藤純子』 メディアデザイン 発行 本の森 発売 940円+税 http://md-sendai…

サイン会 7.8終了いたしました。ご来店ありがとうございます。中居さん、宝島社さん、ご苦労さまです、ありがとうございます。

★★ 中居真麻さん サイン会 ★★『私は古書店勤めの退屈な女』(宝島社)出版記念 ●と き 2012年7月8日(日) 14:00〜15:00 ●ところ 海文堂書店 2F・「元町 古書波止場」 ★『私は古書店勤めの退屈な女』 2012年6月7日 発売 1,365…

週刊 奥の院 7.7

■ 季村敏夫 『豆手帖から』 書肆山田 2000円+税 装幀 間村俊一 2011年からの詩。東北の大震災を、被災者を思う。自らの幼き日を、若き日の闘争を、父・母を思う。 (あとがき)より。 ここというとき、逃げていた。距離をおき、見て見ぬふりをし、…

週刊 奥の院 7.7

■ 季村敏夫 『豆手帖から』 書肆山田 2000円+税 装幀 間村俊一 2011年からの詩。東北の大震災を、被災者を思う。自らの幼き日を、若き日の闘争を、父・母を思う。 (あとがき)より。 ここというとき、逃げていた。距離をおき、見て見ぬふりをし、…

週刊 奥の院 7.6

今週のもっと奥まで〜 ■ 小池真理子 『二重生活』 角川書店 1800円+税 他人の秘密を知ることの興奮。ある男女を観察するが、やがてそのことは自分と恋人との関係にも影響してくる。 大学院生・白石珠。講義で知った「文学的・哲学的尾行」に刺激を受け…

週刊 奥の院 7.6

今週のもっと奥まで〜 ■ 小池真理子 『二重生活』 角川書店 1800円+税 他人の秘密を知ることの興奮。ある男女を観察するが、やがてそのことは自分と恋人との関係にも影響してくる。 大学院生・白石珠。講義で知った「文学的・哲学的尾行」に刺激を受け…

週刊 奥の院 7.5

■ 『KOBECCO 月刊神戸っ子』 7月号 神戸っ子出版 476円+税 http://kobecco.oide.or.jp/ 特集 夏みつけたい いわゆる「タウン誌」の草分け的存在。創業者からバトンを受けて通巻610号目。 今回、【海】でもなじみ深い南京町「赤松酒店」が登場…

週刊 奥の院 7.5

■ 『KOBECCO 月刊神戸っ子』 7月号 神戸っ子出版 476円+税 http://kobecco.oide.or.jp/ 特集 夏みつけたい いわゆる「タウン誌」の草分け的存在。創業者からバトンを受けて通巻610号目。 今回、【海】でもなじみ深い南京町「赤松酒店」が登場…

週刊 奥の院 7.4

ふるさと文学さんぽ 3冊同時刊行 ■ 須藤宏明(盛岡大学教授)監修 『岩手』 ■ 仙台文学館監修 『宮城』 ■ 澤正宏(福島大学名誉教授)監修 『福島』 大和書房 各1600円+税 都道府県ごとにゆかりの文学作品を集めるアンソロジーシリーズ。東北の大きな…

週刊 奥の院 7.4

ふるさと文学さんぽ 3冊同時刊行 ■ 須藤宏明(盛岡大学教授)監修 『岩手』 ■ 仙台文学館監修 『宮城』 ■ 澤正宏(福島大学名誉教授)監修 『福島』 大和書房 各1600円+税 都道府県ごとにゆかりの文学作品を集めるアンソロジーシリーズ。東北の大きな…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 野田道子 『家長・永富杏四郎の憂鬱』 毎日新聞社 1600円+税 著者は兵庫県生まれ、これまでは主に児童書を執筆。本書は、戦中・戦後の伊丹市周辺を舞台にした家族小説。 主人公・杏四郎は新潟県出身、男7人兄弟の4番目。苦学してア…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 野田道子 『家長・永富杏四郎の憂鬱』 毎日新聞社 1600円+税 著者は兵庫県生まれ、これまでは主に児童書を執筆。本書は、戦中・戦後の伊丹市周辺を舞台にした家族小説。 主人公・杏四郎は新潟県出身、男7人兄弟の4番目。苦学してア…