2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 6.30

■ 本渡章(ほんどあきら) 『大阪古地図パラダイス』 140B 1900円+税 1952年大阪生まれ、作家。著書、『大阪古地図むかし案内』シリーズ(創元社)など。96年、第3回パスカル短編文学新人賞優秀賞(同賞は94〜96年、ASAHIネット主催。選考委員に筒井康…

週刊 奥の院 6.30

■ 本渡章(ほんどあきら) 『大阪古地図パラダイス』 140B 1900円+税 1952年大阪生まれ、作家。著書、『大阪古地図むかし案内』シリーズ(創元社)など。96年、第3回パスカル短編文学新人賞優秀賞(同賞は94〜96年、ASAHIネット主催。選考委員に筒井康…

週刊 奥の院 6.29

■ 近代ナリコ 『女子と作文 Girls Write Alone 』 本の雑誌社 1500円+税 近代(こだい)は1970年生まれ、編集者、文筆家。ミニコミ誌『モダンジュース』編集発行。著書、『インテリア・オブ・ミー 女の子のモダンにまつわるあれこれ』『本と女の子 おもいで…

週刊 奥の院 6.29

■ 近代ナリコ 『女子と作文 Girls Write Alone 』 本の雑誌社 1500円+税 近代(こだい)は1970年生まれ、編集者、文筆家。ミニコミ誌『モダンジュース』編集発行。著書、『インテリア・オブ・ミー 女の子のモダンにまつわるあれこれ』『本と女の子 おもいで…

週刊 奥の院 6.28

今週のもっと奥まで〜 ■ 千早茜 『あとかた』 新潮社 1400円+税 08年『魚神(いおがみ)』(集英社)で小説すばる新人賞。09年同作品で泉鏡花賞。 本書は「あがき続ける男と女の痛くて優しい物語」連作集。 「ほむら」より。 「私」には5年同棲している彼氏…

週刊 奥の院 6.28

今週のもっと奥まで〜 ■ 千早茜 『あとかた』 新潮社 1400円+税 08年『魚神(いおがみ)』(集英社)で小説すばる新人賞。09年同作品で泉鏡花賞。 本書は「あがき続ける男と女の痛くて優しい物語」連作集。 「ほむら」より。 「私」には5年同棲している彼氏…

月末水曜2F朝礼 & 週刊 奥の院 6.27

◇ ポストカード新製品 ■ 『野上隼夫が描く 想いでの豪華客船』 10枚セット 1050円(税込) 制作・販売 シーズプランニング 海洋画家、ハヤカワ文庫の「ホライソー」シリーズのカバー、海人社から画集(現在品切)など。作品は日本郵船歴史博物館に展示されて…

月末水曜2F朝礼 & 週刊 奥の院 6.27

◇ ポストカード新製品 ■ 『野上隼夫が描く 想いでの豪華客船』 10枚セット 1050円(税込) 制作・販売 シーズプランニング 海洋画家、ハヤカワ文庫の「ホライソー」シリーズのカバー、海人社から画集(現在品切)など。作品は日本郵船歴史博物館に展示されて…

週刊 奥の院 6.26

■ 諏訪哲史編 『種村季弘傑作撰[Ⅰ] 世界知の迷宮』 国書刊行会 2500円+税 全2巻、[Ⅱ]は7月予定。 催眠術師とあやつり人形 マニエリスムの発見 肉体について 恐怖と快楽の逆宇宙 K・ケレーニイと迷宮の構想 逆戻りする地球 器具としての肉体 吸血鬼のエロテ…

週刊 奥の院 6.26

■ 諏訪哲史編 『種村季弘傑作撰[?] 世界知の迷宮』 国書刊行会 2500円+税 全2巻、[?]は7月予定。 催眠術師とあやつり人形 マニエリスムの発見 肉体について 恐怖と快楽の逆宇宙 K・ケレーニイと迷宮の構想 逆戻りする地球 器具としての肉体 吸血鬼のエロテ…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 山口恵以子 『月下上海』 文藝春秋 1300円+税 1958年東京生まれ。高校生の頃から漫画家志望、挫折。大学卒業後、シナリオ研究所で学び、ドラマのプロットを多数作成したが、脚本家にはなれず。求人広告でみつけた食堂の仕事をしながら小…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 山口恵以子 『月下上海』 文藝春秋 1300円+税 1958年東京生まれ。高校生の頃から漫画家志望、挫折。大学卒業後、シナリオ研究所で学び、ドラマのプロットを多数作成したが、脚本家にはなれず。求人広告でみつけた食堂の仕事をしながら小…

週刊 奥の院 6.24

■ 文藝別冊『総特集 向田邦子 脚本家と作家の間で』 河出書房新社 1200円+税 向田邦子(1929〜81)の小説家としての活動は1年半しかなかったと編集後記で知る。○ オマージュ(向田のエッセイと同じタイトルで) 角田光代「手袋をさがす」 小池真理子「父の…

週刊 奥の院 6.24

■ 文藝別冊『総特集 向田邦子 脚本家と作家の間で』 河出書房新社 1200円+税 向田邦子(1929〜81)の小説家としての活動は1年半しかなかったと編集後記で知る。○ オマージュ(向田のエッセイと同じタイトルで) 角田光代「手袋をさがす」 小池真理子「父の…

週刊 奥の院 6.23

■ 塩澤幸登(しおざわゆきと) 『雑誌の王様 評伝・清水達夫と平凡出版とマガジンハウス』 河出書房新社 3000円+税 著者は1947年生まれ、70年平凡出版入社、編集者。2002年から作家活動。『平凡パンチの時代』『「平凡」物語』他、ノンフィクション作品多数…

週刊 奥の院 6.23

■ 塩澤幸登(しおざわゆきと) 『雑誌の王様 評伝・清水達夫と平凡出版とマガジンハウス』 河出書房新社 3000円+税 著者は1947年生まれ、70年平凡出版入社、編集者。2002年から作家活動。『平凡パンチの時代』『「平凡」物語』他、ノンフィクション作品多数…

週刊 奥の院 6.22

■ 『【辞書、のような物語。】』 大修館書店 1000円+税 書名のとおり「辞書」をテーマにした短篇集。 明川哲也(作家・道化師) 湖面にて 戌井昭人(劇作家・小説家) 辞書ひき屋 大竹聡(ライター・作家) ほろ酔いと酩酊の間 タイム涼介(漫画家) 夢の中…

週刊 奥の院 6.22

■ 『【辞書、のような物語。】』 大修館書店 1000円+税 書名のとおり「辞書」をテーマにした短篇集。 明川哲也(作家・道化師) 湖面にて 戌井昭人(劇作家・小説家) 辞書ひき屋 大竹聡(ライター・作家) ほろ酔いと酩酊の間 タイム涼介(漫画家) 夢の中…

週刊 奥の院 6.21

今週のもっと奥まで〜 ■ 南綾子 『わたしの好きなおじさん』 実業之日本社文庫 571円+税 「人生に行き詰まりを感じている妙齢の女性6人と、個性豊かなおじさんたち」の関わり。 「おじさんの森」より。 富美35歳、若い恋人を連れて母と妹夫婦が住む島に(15…

週刊 奥の院 6.21

今週のもっと奥まで〜 ■ 南綾子 『わたしの好きなおじさん』 実業之日本社文庫 571円+税 「人生に行き詰まりを感じている妙齢の女性6人と、個性豊かなおじさんたち」の関わり。 「おじさんの森」より。 富美35歳、若い恋人を連れて母と妹夫婦が住む島に(15…

週刊 奥の院 6.20

■ 岩波書店編集部編 『これからどうする 未来のつくり方』 岩波書店 1900円+税 政治・経済・国際関係・社会・教育・科学・技術・文化・芸術・メディア……、さまざまな分野の228人が「これからどうする」を提案。 ……私たちは将来の展望を描けないほど、閉塞感…

週刊 奥の院 6.20

■ 岩波書店編集部編 『これからどうする 未来のつくり方』 岩波書店 1900円+税 政治・経済・国際関係・社会・教育・科学・技術・文化・芸術・メディア……、さまざまな分野の228人が「これからどうする」を提案。 ……私たちは将来の展望を描けないほど、閉塞感…

週刊 奥の院 6.19

岩波文庫 新刊から ■ カルロ・ゴルドーニ作 平川祐弘訳 『珈琲店・恋人たち』 840円+税 18世紀ヴェネツィアの劇作家、喜劇2篇。 「珈琲店」、1750年初演。ちょうどイタリアで珈琲が広く飲まれるようになった頃の時代風俗が描かれている。 小広場に3軒の店。…

週刊 奥の院 6.19

岩波文庫 新刊から ■ カルロ・ゴルドーニ作 平川祐弘訳 『珈琲店・恋人たち』 840円+税 18世紀ヴェネツィアの劇作家、喜劇2篇。 「珈琲店」、1750年初演。ちょうどイタリアで珈琲が広く飲まれるようになった頃の時代風俗が描かれている。 小広場に3軒の店。…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 『山本周五郎長篇小説全集』全26巻 新潮社 第1回 第1巻、第2巻 樅ノ木は残った (上・下) (上)1700円+税 (下)1800円+税 ○ 長篇・中篇27作品。 ○ 全作品に脚注。古語、風俗、しきたり、地名・場所など。 (読み飛ばして終わりにして…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 『山本周五郎長篇小説全集』全26巻 新潮社 第1回 第1巻、第2巻 樅ノ木は残った (上・下) (上)1700円+税 (下)1800円+税 ○ 長篇・中篇27作品。 ○ 全作品に脚注。古語、風俗、しきたり、地名・場所など。 (読み飛ばして終わりにして…

週刊 奥の院 6.17

■ 文藝別冊『澁澤龍彦 増補新版』 河出書房新社 1200円+税 増補されたのは、 ○ 澁澤龍子ロングインタビュー(2013.5) ○ 安藤礼二 編集と博物誌 インタビューより 一九七〇年前後 常に変わっていった人 自分本位の生き方と編集者的センス 職人=プロと…

週刊 奥の院 6.17

■ 文藝別冊『澁澤龍彦 増補新版』 河出書房新社 1200円+税 増補されたのは、 ○ 澁澤龍子ロングインタビュー(2013.5) ○ 安藤礼二 編集と博物誌 インタビューより 一九七〇年前後 常に変わっていった人 自分本位の生き方と編集者的センス 職人=プロと…

週刊 奥の院 6.16

■ 谷川俊太郎 『こころ』 朝日新聞出版 1200円+税 朝日新聞連載「今月の詩」(2008.4〜11.3、11.5〜13.3)。11年4月が抜けているのは、東日本大震災のため。発表を見合せ、13年3月に掲載した。その詩、 「シヴァ」 大地の叱責か 海の諫言か 天は無言 母…

週刊 奥の院 6.16

■ 谷川俊太郎 『こころ』 朝日新聞出版 1200円+税 朝日新聞連載「今月の詩」(2008.4〜11.3、11.5〜13.3)。11年4月が抜けているのは、東日本大震災のため。発表を見合せ、13年3月に掲載した。その詩、 「シヴァ」 大地の叱責か 海の諫言か 天は無言 母…