2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 6・30

■ 内田樹 『最終講義』 技術評論社 1580円+税 神戸女学院大学を退職。1月22日の「最終講義」はじめ全6編の講演記録。 正直申し上げて、着任当時は、たぶん定年まではいられないだろうと思っていました。きっと何か問題を起こして、始末書とか譴責と…

週刊 奥の院 6・30

■ 内田樹 『最終講義』 技術評論社 1580円+税 神戸女学院大学を退職。1月22日の「最終講義」はじめ全6編の講演記録。 正直申し上げて、着任当時は、たぶん定年まではいられないだろうと思っていました。きっと何か問題を起こして、始末書とか譴責と…

週刊 奥の院 6.29

■ 草森紳一 『記憶のちぎれ雲 我が半自伝』 本の雑誌社 2800円+税 『クイック・ジャパン』(太田出版)に04年から07年連載した人物評伝。著者の生前、これ以外の人物モノをまとめる構想があったが叶わず。 草森が『婦人画報』編集者から文筆業に転…

週刊 奥の院 6.29

■ 草森紳一 『記憶のちぎれ雲 我が半自伝』 本の雑誌社 2800円+税 『クイック・ジャパン』(太田出版)に04年から07年連載した人物評伝。著者の生前、これ以外の人物モノをまとめる構想があったが叶わず。 草森が『婦人画報』編集者から文筆業に転…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 ■ 佐怒賀三夫(さぬがみつお) 『向田邦子のかくれんぼ』 NHK出版 1300円+税 今年は向田邦子没後30年。出版物は続くことでしょう。NHKテレビでも7月にドラマ「胡桃の部屋」放映。出演、松下奈緒、蟹江敬三、竹下景子。 著者は東京新…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 ■ 佐怒賀三夫(さぬがみつお) 『向田邦子のかくれんぼ』 NHK出版 1300円+税 今年は向田邦子没後30年。出版物は続くことでしょう。NHKテレビでも7月にドラマ「胡桃の部屋」放映。出演、松下奈緒、蟹江敬三、竹下景子。 著者は東京新…

週刊 奥の院 6.27

◇ 「『女子の古本屋』による女子の古本市」 ●参加書店の案内ハガキや名刺など ●コメントいろいろ http://sumus.exblog.jp/ http://kturezure.exblog.jp/16514353/ http://kturezure.exblog.jp/16518701/ http://twitpic.com/5ghvw6 ご来場いただいた皆様あり…

週刊 奥の院 6.27

◇ 「『女子の古本屋』による女子の古本市」 ●参加書店の案内ハガキや名刺など ●コメントいろいろ http://sumus.exblog.jp/ http://kturezure.exblog.jp/16514353/ http://kturezure.exblog.jp/16518701/ http://twitpic.com/5ghvw6 ご来場いただいた皆様あり…

 週刊 奥の院 6.26

◇ 河出書房新社が創業125年を記念して、旧作品を復刊。河出ルネッサンス。 既刊2冊。加藤九祚『完本 天の蛇』 モリス・クライン『数学の文化史』 今月は書店物2冊。 ■ アドリエンヌ・モニエ 岩崎力 訳 『オデオン通り アドリエンヌ・モニエの書店』 2…

 週刊 奥の院 6.26

◇ 河出書房新社が創業125年を記念して、旧作品を復刊。河出ルネッサンス。 既刊2冊。加藤九祚『完本 天の蛇』 モリス・クライン『数学の文化史』 今月は書店物2冊。 ■ アドリエンヌ・モニエ 岩崎力 訳 『オデオン通り アドリエンヌ・モニエの書店』 2…

『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

終了しました。ご来場ありがとうございました。 ■『女子の古本屋』による「女子の古本市」 『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソード…

 週刊 奥の院 6.25

■ 『花森安治戯文集1 [逆立ちの世の中]ほか』LLPブックエンド 2500円+税 花森生誕100年記念出版。1954年の「逆立ちの世の中」(河出)に、『暮しの手帖』以外に寄稿したエッセイや対談などを加える。 花森(1911〜78)は神戸生まれ…

 週刊 奥の院 6.25

■ 『花森安治戯文集1 [逆立ちの世の中]ほか』LLPブックエンド 2500円+税 花森生誕100年記念出版。1954年の「逆立ちの世の中」(河出)に、『暮しの手帖』以外に寄稿したエッセイや対談などを加える。 花森(1911〜78)は神戸生まれ…

『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

本日開催です! ■『女子の古本屋』による「女子の古本市」 『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さん…

 週刊 奥の院 6.24

■ 蝦名 則(えびな のり) 『えびな書店店主の記』 企画制作:四月と十月文庫 発行:港の人 1200円+税 著者は、1950年生、青森県出身。雑誌編集者を経て、82年小金井に美術書中心の古書店を開業。87年から古書目録「書架」発行。 小店は開店二…

 週刊 奥の院 6.24

■ 蝦名 則(えびな のり) 『えびな書店店主の記』 企画制作:四月と十月文庫 発行:港の人 1200円+税 著者は、1950年生、青森県出身。雑誌編集者を経て、82年小金井に美術書中心の古書店を開業。87年から古書目録「書架」発行。 小店は開店二…

『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

本日開催です! ■『女子の古本屋』による「女子の古本市」 『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さん…

週刊 奥の院 6.23

■ 丹波古文書の会編 『阪東直三郎日記 篠山士族二十才の記録』 ロードス書房 1500円+税 B5版 本文、カナまじり漢文で、私、読解不能。 「刊行にあたって」より。 篠山藩士阪東直三郎の、明治四年から七年までの日記を公開することになった。 …… 譜代…

週刊 奥の院 6.23

■ 丹波古文書の会編 『阪東直三郎日記 篠山士族二十才の記録』 ロードス書房 1500円+税 B5版 本文、カナまじり漢文で、私、読解不能。 「刊行にあたって」より。 篠山藩士阪東直三郎の、明治四年から七年までの日記を公開することになった。 …… 譜代…

週刊 奥の院 6.22

■ 林洋子 『藤田嗣治 本のしごと』 集英社新書ヴィジュアル版 1200円+税 藤田が関わった「本のしごと」――表紙絵・挿し絵――から約90冊を紹介。「装幀」と言わないのは、彼が造本全体のどこまで関与していたのかはっきりしないため。 目次 序曲――藤田の…

週刊 奥の院 6.22

■ 林洋子 『藤田嗣治 本のしごと』 集英社新書ヴィジュアル版 1200円+税 藤田が関わった「本のしごと」――表紙絵・挿し絵――から約90冊を紹介。「装幀」と言わないのは、彼が造本全体のどこまで関与していたのかはっきりしないため。 目次 序曲――藤田の…

『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

■『女子の古本屋』による「女子の古本市」 『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さんの古本ライター…

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】 和合亮一さん3冊。 ■ 『詩の礫』 徳間書店 1400円+税 「福島をあきらめない」「福島で生きる、福島を生きる」「明けない夜はない」 ■ 『詩の黙礼』 新潮社 1200円+税 …… 黙礼する。 私は何がしたいのか。 鎮めたい、何を? たくさんの失…

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】 和合亮一さん3冊。 ■ 『詩の礫』 徳間書店 1400円+税 「福島をあきらめない」「福島で生きる、福島を生きる」「明けない夜はない」 ■ 『詩の黙礼』 新潮社 1200円+税 …… 黙礼する。 私は何がしたいのか。 鎮めたい、何を? たくさんの失…

週刊 奥の院 6.20

■ 『こころ』 Vol.1 特集:漱石「現代日本の開化」一〇〇年 平凡社 800円+税 隔月刊(偶数月) http://www.heibonsha.co.jp/kokoro/ 特集から。 1911(明治44)年、夏目漱石は関西各地で朝日新聞主催の講演。和歌山での「現代日本の開化」は…

週刊 奥の院 6.20

■ 『こころ』 Vol.1 特集:漱石「現代日本の開化」一〇〇年 平凡社 800円+税 隔月刊(偶数月) http://www.heibonsha.co.jp/kokoro/ 特集から。 1911(明治44)年、夏目漱石は関西各地で朝日新聞主催の講演。和歌山での「現代日本の開化」は…

週刊 奥の院 6.19

■ J・L・ボルヘス 鼓直=訳 『詩という仕事について』 岩波文庫 660円+税 1967〜68年、ハーヴァード大学で講義、全6回の記録。『ボルヘス、文学を語る――詩的なものをめぐって』(2002年・岩波)を文庫化。 1 詩という謎 ……この第1回の講義…

週刊 奥の院 6.19

■ J・L・ボルヘス 鼓直=訳 『詩という仕事について』 岩波文庫 660円+税 1967〜68年、ハーヴァード大学で講義、全6回の記録。『ボルヘス、文学を語る――詩的なものをめぐって』(2002年・岩波)を文庫化。 1 詩という謎 ……この第1回の講義…

週刊 奥の院 6.18

■ 渡辺京二=著 小川哲生=編 三浦小太郎=解説 『維新の夢 渡辺京二 コレクション(1)史論』 ちくま学芸文庫 1500円+税 全2巻 著者は1936年京都生まれ、熊本在住の歴史家。編集者、予備校教師をしながら研究・執筆。73〜92年、石牟礼道子らと…

週刊 奥の院 6.18

■ 渡辺京二=著 小川哲生=編 三浦小太郎=解説 『維新の夢 渡辺京二 コレクション(1)史論』 ちくま学芸文庫 1500円+税 全2巻 著者は1936年京都生まれ、熊本在住の歴史家。編集者、予備校教師をしながら研究・執筆。73〜92年、石牟礼道子らと…