2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本日のトンカ棚

縛られたイチローの上にあるのは『The Kobe Hotel Saito Sanki』(Weatherhill 1993 $12.95)。 「トンカ」の値付けは800円。相場は安くて1200円くらいで2000円以上も。講談社文芸文庫で読める。 右…

本日のトンカ棚

縛られたイチローの上にあるのは『The Kobe Hotel Saito Sanki』(Weatherhill 1993 $12.95)。 「トンカ」の値付けは800円。相場は安くて1200円くらいで2000円以上も。講談社文芸文庫で読める。 右…

週刊 奥の院

■半藤一利 『あの戦争と日本人』 文藝春秋 1524円+税 『昭和史』(平凡社)『幕末史』(新潮社)に続く語り下ろし。 「あの戦争」としたのは、「太平洋戦争」とか「大東亜戦争」とか「十五年戦争」など、「名称ひとつにもイデオロギーが想像以上に加味…

週刊 奥の院

■半藤一利 『あの戦争と日本人』 文藝春秋 1524円+税 『昭和史』(平凡社)『幕末史』(新潮社)に続く語り下ろし。 「あの戦争」としたのは、「太平洋戦争」とか「大東亜戦争」とか「十五年戦争」など、「名称ひとつにもイデオロギーが想像以上に加味…

週刊 奥の院

■詩 谷川俊太郎 写真 伴田良輔 『mamma まんま』 徳間書店 1600円+税 この本が出ることは知っていた。出たらこっそり買うつもりだった。発売当日、文芸担当が、私のところまで持って来てくれた。 「すべて、読まれている」 単純でわかりやすーいス…

週刊 奥の院

■詩 谷川俊太郎 写真 伴田良輔 『mamma まんま』 徳間書店 1600円+税 この本が出ることは知っていた。出たらこっそり買うつもりだった。発売当日、文芸担当が、私のところまで持って来てくれた。 「すべて、読まれている」 単純でわかりやすーいス…

週刊 奥の院

■『芸術新潮』2月号 特集 シュルレアリスムそうだったのか宣言 新潮社 1333円+税 アヴァンギャルド3大宣言のホップ、ステップ、ジャンプ! 知っているようで知らないシュルレアリスム早わかり〈解説〉南雄介 1)ダダっ子たちの芸術革命 2)シュルレ…

週刊 奥の院

■『芸術新潮』2月号 特集 シュルレアリスムそうだったのか宣言 新潮社 1333円+税 アヴァンギャルド3大宣言のホップ、ステップ、ジャンプ! 知っているようで知らないシュルレアリスム早わかり〈解説〉南雄介 1)ダダっ子たちの芸術革命 2)シュルレ…

週刊 奥の院 第91号+1の3

■鹿島茂 『パリが愛した娼婦』 角川学芸出版 2800円+税 十九世紀のパリ、それはデパートの誕生に見られるように、消費資本主義が発展を開始し、モノが社会に溢れるようになった時代と定義することができる。とりわけ、女性はこのモノの氾濫に晒され、物…

週刊 奥の院 第91号+1の3

■鹿島茂 『パリが愛した娼婦』 角川学芸出版 2800円+税 十九世紀のパリ、それはデパートの誕生に見られるように、消費資本主義が発展を開始し、モノが社会に溢れるようになった時代と定義することができる。とりわけ、女性はこのモノの氾濫に晒され、物…

おっさん アホか通信

なんだかタイヘンストーカー通信になっているような気がする。 上は、旬子サマ。「週刊朝日」2.4号の「週刊図書館」の「書いたひと」。 「初期の癌は恐れ騒ぐよりもむしろその先が大事。いかに社会復帰して働くかを考えなきゃいけないんです」 ああ、また…

おっさん アホか通信

なんだかタイヘンストーカー通信になっているような気がする。 上は、旬子サマ。「週刊朝日」2.4号の「週刊図書館」の「書いたひと」。 「初期の癌は恐れ騒ぐよりもむしろその先が大事。いかに社会復帰して働くかを考えなきゃいけないんです」 ああ、また…

週刊 奥の院 第91号+1の2

■石田五郎 『天文屋渡世』 みすず書房(大人の本棚) 2800円+税 天文科学者の随想集。1988年筑摩書房より。冬の星座を話しながら山口誓子の句を鑑賞する。若いカップルに星と神話と詩と映画を語らせる。そして、東西の古典や歌舞伎・能もおりまぜて…

週刊 奥の院 第91号+1の2

■石田五郎 『天文屋渡世』 みすず書房(大人の本棚) 2800円+税 天文科学者の随想集。1988年筑摩書房より。冬の星座を話しながら山口誓子の句を鑑賞する。若いカップルに星と神話と詩と映画を語らせる。そして、東西の古典や歌舞伎・能もおりまぜて…

 黒岩比佐子さん追悼

「神戸新聞」1.19(水)夕刊掲載。中島俊郎・甲南大学教授『故黒岩比佐子さんと古書』。 黒岩さんの資料収集・探索はほとんど図書館だった。その彼女を古書の世界に案内したのは「大狸」教授だったのです。彼女の執筆活動をサポートしておられた。教授の…

 黒岩比佐子さん追悼

「神戸新聞」1.19(水)夕刊掲載。中島俊郎・甲南大学教授『故黒岩比佐子さんと古書』。 黒岩さんの資料収集・探索はほとんど図書館だった。その彼女を古書の世界に案内したのは「大狸」教授だったのです。彼女の執筆活動をサポートしておられた。教授の…

ヨソサマのイベント & 塩田武士『盤上のアルファ』

◇古書市 さんちか古書大即売会 1.27(木)〜2.1(火) 10:00〜19:30(最終日は18:00まで) 神戸三宮さんちかホール 参加店:あかつき書房 あさかぜ書店 オールドブックス・ダ・ヴィンチ 文紀書房 文庫六甲 勉強堂書店 口笛文庫 サンコ…

ヨソサマのイベント & 塩田武士『盤上のアルファ』

◇古書市 さんちか古書大即売会 1.27(木)〜2.1(火) 10:00〜19:30(最終日は18:00まで) 神戸三宮さんちかホール 参加店:あかつき書房 あさかぜ書店 オールドブックス・ダ・ヴィンチ 文紀書房 文庫六甲 勉強堂書店 口笛文庫 サンコ…

週刊 奥の院 第91号+1

■雑誌から 『国文学 解釈と鑑賞』 2月号 特集 「井上ひさしと世界」 至文堂編集 ぎょうせい発行 1619円+税 井上ひさしの宇宙 新国立劇場 世界の劇場 小説と物語と 井上ひさしの明日 井上ひさしデータファイル 井上ひさしは「文学」を一羽の鳥にたとえ…

週刊 奥の院 第91号+1

■雑誌から 『国文学 解釈と鑑賞』 2月号 特集 「井上ひさしと世界」 至文堂編集 ぎょうせい発行 1619円+税 井上ひさしの宇宙 新国立劇場 世界の劇場 小説と物語と 井上ひさしの明日 井上ひさしデータファイル 井上ひさしは「文学」を一羽の鳥にたとえ…

週刊 奥の院 第90号+1その3&おっさん アホか通信

◇今週のもっと奥まで〜 徳間文庫の『沁みちゃうわ』にしようかと思ったけれども、あんまり××なのでとりやめ。 ■ヴァシィ章絵 『ワーホリ任侠伝』 講談社文庫 495円+税 第1回「小説現代長編小説新人賞」。 商社OLヒナコ、ワーキングホリディ資金のため…

週刊 奥の院 第90号+1その3&おっさん アホか通信

◇今週のもっと奥まで〜 徳間文庫の『沁みちゃうわ』にしようかと思ったけれども、あんまり××なのでとりやめ。 ■ヴァシィ章絵 『ワーホリ任侠伝』 講談社文庫 495円+税 第1回「小説現代長編小説新人賞」。 商社OLヒナコ、ワーキングホリディ資金のため…

海文堂あれこれ

上3枚、新扱い。正絹の着物の生地を使った手づくりのハガキ、カード。250円、270円、500円。 書名、古典に混じって、「かいえ」に「のるうえいの森」。 おなじみ、階段踊り場の壁面「大漁旗」。 先日、写真を撮らせてと、お客様。東京から来られた…

海文堂あれこれ

上3枚、新扱い。正絹の着物の生地を使った手づくりのハガキ、カード。250円、270円、500円。 書名、古典に混じって、「かいえ」に「のるうえいの森」。 おなじみ、階段踊り場の壁面「大漁旗」。 先日、写真を撮らせてと、お客様。東京から来られた…

文庫新刊から

■西川祐子 『私語り 樋口一葉』 岩波現代文庫 1040円+税 一葉の日記を基に一人称で書いた評伝。 今日はことの外暑い。昨日も暑かった。崖下の小さな家にまで暑気がにじりよるこの日照りはいつまで続くのだろう。一八九六(明治二十九)年は樋口一葉最後…

文庫新刊から

■西川祐子 『私語り 樋口一葉』 岩波現代文庫 1040円+税 一葉の日記を基に一人称で書いた評伝。 今日はことの外暑い。昨日も暑かった。崖下の小さな家にまで暑気がにじりよるこの日照りはいつまで続くのだろう。一八九六(明治二十九)年は樋口一葉最後…

週刊 奥の院 第90号+1の2

◇ヨソサマのイベント ■「息、生き延びるために」 詩の朗読と音楽 港大尋 澤和幸 季村敏夫 2.22(火)19:00〜20:30 ギャラリー島田(078−262−8058) 入場料:2000円 季村さんの新しい詩集。 『ノミトビヒヨシマルの独言』 書肆山…

週刊 奥の院 第90号+1の2

◇ヨソサマのイベント ■「息、生き延びるために」 詩の朗読と音楽 港大尋 澤和幸 季村敏夫 2.22(火)19:00〜20:30 ギャラリー島田(078−262−8058) 入場料:2000円 季村さんの新しい詩集。 『ノミトビヒヨシマルの独言』 書肆山…

おっさん アホか通信

◇旬子サマ降臨 内澤旬子『身体のいいなり』 「朝日新聞」1.16 書評欄、「著者に会いたい」に登場。 またまたファンが増えることであろう。 紹介文は、これまた「大朝日」が誇る美女、佐久間文子さん。 ◇トンカ書店ニュース 「トンカ書店」の新看板。古い…

おっさん アホか通信

◇旬子サマ降臨 内澤旬子『身体のいいなり』 「朝日新聞」1.16 書評欄、「著者に会いたい」に登場。 またまたファンが増えることであろう。 紹介文は、これまた「大朝日」が誇る美女、佐久間文子さん。 ◇トンカ書店ニュース 「トンカ書店」の新看板。古い…