2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 4.16

ちくま文庫 ■ 山村修 『〈狐〉が選んだ入門書』 760円+税 1 ことばの居ずまい 武藤康史『国語辞典の名語訳』 菊地康人『敬語』 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』 里見紝『文章の話』 堺利彦『文章速達法』 2 古典文芸の道しるべ 藤井貞和『古典の読…

週刊 奥の院 4.16

ちくま文庫 ■ 山村修 『〈狐〉が選んだ入門書』 760円+税 1 ことばの居ずまい 武藤康史『国語辞典の名語訳』 菊地康人『敬語』 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』 里見紝『文章の話』 堺利彦『文章速達法』 2 古典文芸の道しるべ 藤井貞和『古典の読…

週刊 奥の院 4.15

■ 大竹聡 『愛と追憶のレモンサワー』 扶桑社 1400円+税 「酒とつまみ」代表。 (帯) 酒エッセイの名手 待望の処女小説 重松清の推薦文 親父と息子のしみったれた感情が、胸に染みて、酔って、泣けて……。 いつもの抱腹絶倒のエッセイとは違うよう。 ガ…

週刊 奥の院 4.15

■ 大竹聡 『愛と追憶のレモンサワー』 扶桑社 1400円+税 「酒とつまみ」代表。 (帯) 酒エッセイの名手 待望の処女小説 重松清の推薦文 親父と息子のしみったれた感情が、胸に染みて、酔って、泣けて……。 いつもの抱腹絶倒のエッセイとは違うよう。 ガ…

週刊 奥の院 4.14

今週のもっと奥まで〜 ■ 有吉玉青 『美しき一日の終わり』 講談社 1900円+税 「いちじつ」と読む。 (帯) 年老いて、なおつのる思い。五十余年の純愛が実を結ぶ一日。 老いてからの恋ではない。幼い日からずっと忍んできた愛。異腹とはいえ血のつなが…

週刊 奥の院 4.14

今週のもっと奥まで〜 ■ 有吉玉青 『美しき一日の終わり』 講談社 1900円+税 「いちじつ」と読む。 (帯) 年老いて、なおつのる思い。五十余年の純愛が実を結ぶ一日。 老いてからの恋ではない。幼い日からずっと忍んできた愛。異腹とはいえ血のつなが…

週刊 奥の院 4.13

◇ 雑誌 ■ 『サライ』 5月号 小学館 838円+税 大特集 日本の作家 百年の歩み 「群像・日本の作家」 第1部 20世紀の文士総覧 第2部 文士の手紙と筆遣い 第3部 松本清張(没後20年9と森鷗外(生誕150年) 特別付録に「萬年筆」 明治時代、それ…

週刊 奥の院 4.13

◇ 雑誌 ■ 『サライ』 5月号 小学館 838円+税 大特集 日本の作家 百年の歩み 「群像・日本の作家」 第1部 20世紀の文士総覧 第2部 文士の手紙と筆遣い 第3部 松本清張(没後20年9と森鷗外(生誕150年) 特別付録に「萬年筆」 明治時代、それ…

週刊 奥の院 4.12

新しい出版社です。ぷねうま舎。記念の最初の本。 ■ 伊藤比呂美 訳著 『たどたどしく声に出して読む 歎異抄』 1600円+税 装幀 菊池信義 目次 ゼロから始める歎異抄 1 たどたどしく読む歎異抄 歎異抄 前 2 旅 歎異抄 後 3 旅 和讃 ひかりのうた 4 旅…

週刊 奥の院 4.12

新しい出版社です。ぷねうま舎。記念の最初の本。 ■ 伊藤比呂美 訳著 『たどたどしく声に出して読む 歎異抄』 1600円+税 装幀 菊池信義 目次 ゼロから始める歎異抄 1 たどたどしく読む歎異抄 歎異抄 前 2 旅 歎異抄 後 3 旅 和讃 ひかりのうた 4 旅…

週刊 奥の院 4.11

大和書房50周年記念名作復刊 1966〜67年同社出版を新装版で。■ 川端康成 『月下の門』 ■ 井伏鱒二 『場面の効果』 ■ 志賀直哉 『白い線』 解説 島村利正。昭和初期から刊行当時までの随筆・小編を収録。 各2400円+税 装丁 寄藤文平 川端「永井…

週刊 奥の院 4.11

大和書房50周年記念名作復刊 1966〜67年同社出版を新装版で。■ 川端康成 『月下の門』 ■ 井伏鱒二 『場面の効果』 ■ 志賀直哉 『白い線』 解説 島村利正。昭和初期から刊行当時までの随筆・小編を収録。 各2400円+税 装丁 寄藤文平 川端「永井…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 『田中慎弥の掌劇場』 毎日新聞社 1200円+税 毎日新聞西部本社連載(2008.10〜12.1)の掌篇小説37。芥川賞受賞後、初の単行本。 新聞の読者を意識し、文学の殻に閉じ籠らないような手法で書いたつもりですが、私なりの…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 『田中慎弥の掌劇場』 毎日新聞社 1200円+税 毎日新聞西部本社連載(2008.10〜12.1)の掌篇小説37。芥川賞受賞後、初の単行本。 新聞の読者を意識し、文学の殻に閉じ籠らないような手法で書いたつもりですが、私なりの…

週刊 奥の院 4.9

■ 小林一郎 『「ガード下」の誕生――鉄道と都市の近代史』 祥伝社新書 780円+税 建築を中心にした編集プロダクション主宰。「まち歩き」の視点から建築観察。 「ガード下」とは、鉄道の高架線路下の空間――土地・不動産。昔から倉庫やら商店、住宅などに利…

週刊 奥の院 4.9

■ 小林一郎 『「ガード下」の誕生――鉄道と都市の近代史』 祥伝社新書 780円+税 建築を中心にした編集プロダクション主宰。「まち歩き」の視点から建築観察。 「ガード下」とは、鉄道の高架線路下の空間――土地・不動産。昔から倉庫やら商店、住宅などに利…

週刊 奥の院 4.8

◇ 雑誌 ■ 『考える人』 2012年春号 No.40 新潮社 1333円+税 特集: 東北 日本の「根っこ」 写真家が見た東北 ……木村伊兵衛の秋田。小島一郎の津軽。岡本太郎の山形・羽黒山。東北の地は、昔も今も、写真家たちを魅了してやまない。…… 東北の土…

週刊 奥の院 4.8

◇ 雑誌 ■ 『考える人』 2012年春号 No.40 新潮社 1333円+税 特集: 東北 日本の「根っこ」 写真家が見た東北 ……木村伊兵衛の秋田。小島一郎の津軽。岡本太郎の山形・羽黒山。東北の地は、昔も今も、写真家たちを魅了してやまない。…… 東北の土…

週刊 奥の院 4.7

今週のもっと奥まで〜 ■ 夏石鈴子 『わたしのしくみ』 角川書店 1500円+税 官能小説7篇。 (帯) こんなにも いやらしくって 愛おしい。わたしだけの“みだらな”しくみ。 紹介するのは「あなたの指で汚してちょうだい」。 動物園サポーター(エサ代支援…

週刊 奥の院 4.7

今週のもっと奥まで〜 ■ 夏石鈴子 『わたしのしくみ』 角川書店 1500円+税 官能小説7篇。 (帯) こんなにも いやらしくって 愛おしい。わたしだけの“みだらな”しくみ。 紹介するのは「あなたの指で汚してちょうだい」。 動物園サポーター(エサ代支援…

週刊 奥の院 4.6

◇ 雑誌 ■ 『大阪人』 5月号増刊 (財)大阪市都市工学情報センター 933円+税 特集: 古地図で歴史をあるく 古地図、迷う楽しみ 古地図入門! はじめて見るならこの10枚 体験的古地図の楽しみ 吉田初三郎のパノラマ地図、原画公開中 図書館で古地図さ…

週刊 奥の院 4.6

◇ 雑誌 ■ 『大阪人』 5月号増刊 (財)大阪市都市工学情報センター 933円+税 特集: 古地図で歴史をあるく 古地図、迷う楽しみ 古地図入門! はじめて見るならこの10枚 体験的古地図の楽しみ 吉田初三郎のパノラマ地図、原画公開中 図書館で古地図さ…

週刊 奥の院 4.5

■ 井上ひさし 『言語小説集』 新潮社 1300円+税 92年〜95年、「中央公論文芸特集」に掲載した「日本語」をテーマにした掌編小説。 ワープロのカギ括弧(「」)記号が恋をする。 文法的に意味をなさない台詞に役者が狂わされていく。 昔作った歌が耳…

週刊 奥の院 4.5

■ 井上ひさし 『言語小説集』 新潮社 1300円+税 92年〜95年、「中央公論文芸特集」に掲載した「日本語」をテーマにした掌編小説。 ワープロのカギ括弧(「」)記号が恋をする。 文法的に意味をなさない台詞に役者が狂わされていく。 昔作った歌が耳…

週刊 奥の院 4.4

■ 木下直之 『股間若衆 男の裸は芸術か』 新潮社 1800円+税 書名だけ見れば「官能時代小説」? 著者は、兵庫県立近代美術館を経て東大文化資源学研究室教授。 『芸術新潮』掲載時にも紹介した。男性彫刻像の「股間」に注目。 始まりは、平成20年5月…

週刊 奥の院 4.4

■ 木下直之 『股間若衆 男の裸は芸術か』 新潮社 1800円+税 書名だけ見れば「官能時代小説」? 著者は、兵庫県立近代美術館を経て東大文化資源学研究室教授。 『芸術新潮』掲載時にも紹介した。男性彫刻像の「股間」に注目。 始まりは、平成20年5月…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ 堀江敏幸 2冊 ■ 『時計まわりで迂回すること 回送電車Ⅴ』 中央公論新社 1900円+税 エッセイ55篇。 表題作は、サミュエル・ベケットの戯曲「クワッド」(4人の俳優と照明、打楽器のための作品。俳優の動きを指示、「中心で出会った…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ 堀江敏幸 2冊 ■ 『時計まわりで迂回すること 回送電車?』 中央公論新社 1900円+税 エッセイ55篇。 表題作は、サミュエル・ベケットの戯曲「クワッド」(4人の俳優と照明、打楽器のための作品。俳優の動きを指示、「中心で出会った…

週刊 奥の院 4.2

■ 澁澤龍子 『澁澤龍彦との旅』 白水社 2000円+税 先日の『作家の旅』(平凡社)」にも「澁澤龍彦」の文章はあったのだが、あえて紹介しなかったのは、この本があったから……か? 亡くなってこの8月で25年になる。 澁澤龍彦と過ごした十八年間、わた…

週刊 奥の院 4.2

■ 澁澤龍子 『澁澤龍彦との旅』 白水社 2000円+税 先日の『作家の旅』(平凡社)」にも「澁澤龍彦」の文章はあったのだが、あえて紹介しなかったのは、この本があったから……か? 亡くなってこの8月で25年になる。 澁澤龍彦と過ごした十八年間、わた…