2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 5.16

■ 講談社文芸文庫編 『追悼の文学史』 講談社文芸文庫 1500円+税 追悼を捧げられるのは6人。 佐藤春夫、高見順、広津和郎、三島由紀夫、志賀直哉、川端康成。 追悼文は『群像』に掲載されたもの。 三島由紀夫への文章。 瀬戸内晴美 奇妙な友情 三島か…

週刊 奥の院 5.16

■ 講談社文芸文庫編 『追悼の文学史』 講談社文芸文庫 1500円+税 追悼を捧げられるのは6人。 佐藤春夫、高見順、広津和郎、三島由紀夫、志賀直哉、川端康成。 追悼文は『群像』に掲載されたもの。 三島由紀夫への文章。 瀬戸内晴美 奇妙な友情 三島か…

週刊 奥の院 5.15

■ 平野邦雄 『わたしの「昭和」 ある歴史家の「追体験」』 平凡社 1900円+税 1923年(大正12)松江市生まれ。東京女子大学名誉教授、日本古代史。 東京帝国大学在学中に学徒出陣。敗戦後復学。九州工業大学、東京女子大学で教授。文化庁主任文化…

週刊 奥の院 5.15

■ 平野邦雄 『わたしの「昭和」 ある歴史家の「追体験」』 平凡社 1900円+税 1923年(大正12)松江市生まれ。東京女子大学名誉教授、日本古代史。 東京帝国大学在学中に学徒出陣。敗戦後復学。九州工業大学、東京女子大学で教授。文化庁主任文化…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 椎名誠 『ぼくがいま、死について思うこと』 新潮社 1300円+税 「帯」が書影には写っていないが、「69歳。」の文字と椎名の写真。「椎名誠」=元気で明るい爽やか笑顔、というイメージと違う表情。文章も堅い。 「死」について考え…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 椎名誠 『ぼくがいま、死について思うこと』 新潮社 1300円+税 「帯」が書影には写っていないが、「69歳。」の文字と椎名の写真。「椎名誠」=元気で明るい爽やか笑顔、というイメージと違う表情。文章も堅い。 「死」について考え…

週刊 奥の院 5.13

■ 『神戸の古墳 Ⅰ 前方後円墳』 神戸市教育委員会編集・発行 200円税込 A5判48頁 神戸市域の古墳600超のうち、前方後円墳(前方後方墳・帆立貝型含む)19基を紹介。 最大は五色塚古墳(4世紀後半、墳丘194m、垂水区)。 最古は西求女塚古墳(にしもとめづ…

週刊 奥の院 5.13

■ 『神戸の古墳 ? 前方後円墳』 神戸市教育委員会編集・発行 200円税込 A5判48頁 神戸市域の古墳600超のうち、前方後円墳(前方後方墳・帆立貝型含む)19基を紹介。 最大は五色塚古墳(4世紀後半、墳丘194m、垂水区)。 最古は西求女塚古墳(にしもとめづ…

週刊 奥の院 5.12

■ 野口武彦 『慶喜のカリスマ』 講談社 2500円+税 (帯)英邁豪胆? 卑怯臆病? いったいどっちだったのか。 野口はこれまでも徳川慶喜のことを書いてきた。かなり辛口で、慶喜嫌いと見られているかもしれないが、「昔もいまも慶喜ファン」と言う。辛口…

週刊 奥の院 5.12

■ 野口武彦 『慶喜のカリスマ』 講談社 2500円+税 (帯)英邁豪胆? 卑怯臆病? いったいどっちだったのか。 野口はこれまでも徳川慶喜のことを書いてきた。かなり辛口で、慶喜嫌いと見られているかもしれないが、「昔もいまも慶喜ファン」と言う。辛口…

週刊 奥の院 5.11

■ 思想の科学研究会編 『共同研究 転向6 戦後篇 下』 平凡社東洋文庫 3200円+税 全6巻完結。 目次 第三篇 第五章 急進主義者 第一節 学生運動の推進者――大島渚、大野明男 大野力 第二節 転向論の展望――吉本隆明、花田清輝 鶴見俊輔 第四篇 討論 Ⅰ 日…

週刊 奥の院 5.11

■ 思想の科学研究会編 『共同研究 転向6 戦後篇 下』 平凡社東洋文庫 3200円+税 全6巻完結。 目次 第三篇 第五章 急進主義者 第一節 学生運動の推進者――大島渚、大野明男 大野力 第二節 転向論の展望――吉本隆明、花田清輝 鶴見俊輔 第四篇 討論 ? 日…

週刊 奥の院 5.10

今週のもっと奥まで〜 ■ 『禁書〈色〉』 徳間文庫 619円+税 官能小説家8人の書き下ろし。 花房観音「葵」。 黒川は10数年ぶりの京都訪問、かつて結婚式をあげた神社。元妻の姉で大学の同級生だった葵が待っていた。ふたりの仲が原因で離婚したのだっ…

週刊 奥の院 5.10

今週のもっと奥まで〜 ■ 『禁書〈色〉』 徳間文庫 619円+税 官能小説家8人の書き下ろし。 花房観音「葵」。 黒川は10数年ぶりの京都訪問、かつて結婚式をあげた神社。元妻の姉で大学の同級生だった葵が待っていた。ふたりの仲が原因で離婚したのだっ…

週刊 奥の院 5.9

『Coyote』3月末刊。入荷遅れ。 ■ 『Coyote』 No.48 スィッチパブリッシング 1400円+税 特集 今、旅を書く The Best Travel Writing 写真 ロバート・フランク 角幡唯介 七キロ先の誤差 内澤旬子さま イスラエルの豚は、宙を歩く 佐々涼子 会えな…

週刊 奥の院 5.9

『Coyote』3月末刊。入荷遅れ。 ■ 『Coyote』 No.48 スィッチパブリッシング 1400円+税 特集 今、旅を書く The Best Travel Writing 写真 ロバート・フランク 角幡唯介 七キロ先の誤差 内澤旬子さま イスラエルの豚は、宙を歩く 佐々涼子 会えな…

週刊 奥の院 5.8

■ 『仕事のお守り』 ミシマ社 編・発行 1300円+税 毎日、いきいき働くために! 「人生を温かく、豊かにする金言」。 ああ、ついにミシマ社がイ○チ○ビジネス本を出すんか〜〜!? 早トチリはちりとてちん、いけません。 ミシマ社の出版に共感し集う学生…

週刊 奥の院 5.8

■ 『仕事のお守り』 ミシマ社 編・発行 1300円+税 毎日、いきいき働くために! 「人生を温かく、豊かにする金言」。 ああ、ついにミシマ社がイ○チ○ビジネス本を出すんか〜〜!? 早トチリはちりとてちん、いけません。 ミシマ社の出版に共感し集う学生…

週刊 奥の院 5.7

■ 北尾トロ 『長く働いてきた人の言葉』 飛鳥新社 1500円+税 いろいろな職業の人に会って、仕事の具体的な中身を尋ねる。 ……長く働いてきた人の言葉は興味深い。仕事の仕組みや、そこで起こるさまざまなことが、話し手のフィルターを通して臨場感たっぷ…

週刊 奥の院 5.7

■ 北尾トロ 『長く働いてきた人の言葉』 飛鳥新社 1500円+税 いろいろな職業の人に会って、仕事の具体的な中身を尋ねる。 ……長く働いてきた人の言葉は興味深い。仕事の仕組みや、そこで起こるさまざまなことが、話し手のフィルターを通して臨場感たっぷ…

週刊 奥の院 5.6

■ 『文豪の家』 監修 高橋敏夫 田村景子 エクスナレッジ 1600円+税 各地の文学館が独自の活動で賑わっている。 ……経済不況がつづき、市町村では財政難から文化的事業の縮小、切り捨てがすすむ。そうした逆境にあって文学館の健闘はめだつ。 これは逆境…

週刊 奥の院 5.6

■ 『文豪の家』 監修 高橋敏夫 田村景子 エクスナレッジ 1600円+税 各地の文学館が独自の活動で賑わっている。 ……経済不況がつづき、市町村では財政難から文化的事業の縮小、切り捨てがすすむ。そうした逆境にあって文学館の健闘はめだつ。 これは逆境…

週刊 奥の院 5.5

■ 菅野昭正 編 『ことばの魔術師 井上ひさし』 岩波書店 2200円+税 井上ひさしの三位一体――難しさ、易しさ、面白さ 菅野 小説の書き手として、読み手として 阿刀田高 自立と共生の街、ボローニャに恋して 横山眞理子 『藪原検校』――ことばが掘り出すも…

週刊 奥の院 5.5

■ 菅野昭正 編 『ことばの魔術師 井上ひさし』 岩波書店 2200円+税 井上ひさしの三位一体――難しさ、易しさ、面白さ 菅野 小説の書き手として、読み手として 阿刀田高 自立と共生の街、ボローニャに恋して 横山眞理子 『藪原検校』――ことばが掘り出すも…

週刊 奥の院 5.4

■ 小川太郎 『寺山修司 その知られざる青春』 中公文庫 724円+税 本名、小川富男(1942−2001)。週刊誌編集者を経て、歌人、フリーライター。著書、〈戦後短歌史の肖像〉三部作――『聞かせてよ愛の言葉を――ドキュメント・中上ふみ子』(本阿弥書…

週刊 奥の院 5.4

■ 小川太郎 『寺山修司 その知られざる青春』 中公文庫 724円+税 本名、小川富男(1942−2001)。週刊誌編集者を経て、歌人、フリーライター。著書、〈戦後短歌史の肖像〉三部作――『聞かせてよ愛の言葉を――ドキュメント・中上ふみ子』(本阿弥書…

週刊 奥の院 5.3

今週のもっと奥まで〜 ■ みうらじゅん 『やりにげ』 新潮文庫 490円+税 1995年ぶんか社、2001年新潮OH!文庫。 身も蓋もない体験的エロ話。「いやらしくも切ない性の放浪記」。 「笑点の女」 飲み屋で映画の話が盛り上がる。ボクはただ彼女の話に…

週刊 奥の院 5.3

今週のもっと奥まで〜 ■ みうらじゅん 『やりにげ』 新潮文庫 490円+税 1995年ぶんか社、2001年新潮OH!文庫。 身も蓋もない体験的エロ話。「いやらしくも切ない性の放浪記」。 「笑点の女」 飲み屋で映画の話が盛り上がる。ボクはただ彼女の話に…

週刊 奥の院 5.2

■ 白石一文 『快挙』 新潮社 1300円+税 前に少し触れた【海】の名が一度だけ出てくる小説。 「罪と罰を抱き、愛とともに生きる。それこそが、夫婦。」(帯)という夫婦小説。 始まりは1992年。主人公・山裏俊彦、25歳の時。カメラマンを目指しな…

週刊 奥の院 5.2

■ 白石一文 『快挙』 新潮社 1300円+税 前に少し触れた【海】の名が一度だけ出てくる小説。 「罪と罰を抱き、愛とともに生きる。それこそが、夫婦。」(帯)という夫婦小説。 始まりは1992年。主人公・山裏俊彦、25歳の時。カメラマンを目指しな…