週刊 奥の院 5.13

■ 『神戸の古墳 ? 前方後円墳』 神戸市教育委員会編集・発行 200円税込 A5判48頁  
 神戸市域の古墳600超のうち、前方後円墳前方後方墳・帆立貝型含む)19基を紹介。
 最大は五色塚古墳(4世紀後半、墳丘194m、垂水区)。
 最古は西求女塚古墳(にしもとめづか、3世紀後半、墳丘98m、灘区)。2km東に離れた処女塚古墳(おとめづか、3世紀後半、68m、東灘区)、さらに2km東の東求女塚古墳(ひがしおとめづか、4世紀初頭、80m、東灘区)と合わせて悲しい伝説が残る。
 芦屋の里の菟原処女(うなひおとめ)に恋した二人の若者が争う。思い悩んだ菟原処女は自死。二人もあとを追う。
 万葉集に歌われ、謡曲「求塚」、鷗外「生田川」の題材にもなった。
 考古学上、年代に差があり、あくまで伝説。

 教育委員会編集・発行の本、既刊分発売中。
『訪ねてみよう 神戸の遺跡』 『たるみの遺跡』 『平氏と神戸の遺跡』 各200円税込

 絵はがき新作。
■ 岩田健三郎版画 『暮らしのすぐそばに姫路城』 (1)(2) 各5枚セット くとうてん発行 630円税込
「地元の人は地元の名所をふだんどう思っているのだろう?」というところから、
「暮らしのすぐそばにあって、地元目線のお城を、町のあちこちから描く。」
 

 宮城県気仙沼市から届いたブックカバー。
■ 気仙沼 ほどーる 手づくりブックカバー』 各1000円税込

「ほどーる」は気仙沼弁で「温まる」の意味です。私達は津波で自宅をなくしましたが、皆様からの心温まるご支援に感謝を込めて、唯一被災を免れた蔵に残った着物や皆様から戴いた着物などを材料として制作しています。

 
 早速「毎日新聞」で紹介されました。
(平野)