2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 1.16

■ 川本三郎 『そして、人生はつづく』 平凡社 1600円+税 カバー装画 岡本雄司「小湊鉄道、馬立駅」(木版墨摺り) 装丁 本山木犀 2010年から3年間の日記。 書名はイラン映画「そして人生はつづく」(アッバス・キアロスタミ監督)から。90年イラ…

週刊 奥の院 1.16

■ 川本三郎 『そして、人生はつづく』 平凡社 1600円+税 カバー装画 岡本雄司「小湊鉄道、馬立駅」(木版墨摺り) 装丁 本山木犀 2010年から3年間の日記。 書名はイラン映画「そして人生はつづく」(アッバス・キアロスタミ監督)から。90年イラ…

週刊 奥の院 1.15

■ 森達也 『虚実亭日乗』 紀伊國屋書店 1700円+税 ブックデザイン 鈴木成一デザイン室 カバー人形 デハラユキノリ 紀伊國屋書店のPR誌『scripta』連載に加筆。 (帯) 森達也、悶える! 異文化の境界で、憎悪の連鎖する世界で、生死の淵で、異…

週刊 奥の院 1.15

■ 森達也 『虚実亭日乗』 紀伊國屋書店 1700円+税 ブックデザイン 鈴木成一デザイン室 カバー人形 デハラユキノリ 紀伊國屋書店のPR誌『scripta』連載に加筆。 (帯) 森達也、悶える! 異文化の境界で、憎悪の連鎖する世界で、生死の淵で、異…

週刊 奥の院 1.14

■ 高瀬毅 『本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事』 文藝春秋 1850円+税 ブックディレクターという仕事、本を作るのではない。 本を自在に操る男がいる。 少ない時でも数十冊。多い時には万という量の本を、彼があるテーマに沿って並べると、本…

週刊 奥の院 1.14

■ 高瀬毅 『本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事』 文藝春秋 1850円+税 ブックディレクターという仕事、本を作るのではない。 本を自在に操る男がいる。 少ない時でも数十冊。多い時には万という量の本を、彼があるテーマに沿って並べると、本…

週刊 奥の院 1.13

■ 『今和次郎と考現学 暮らしの“今”をとらえる〈目〉と〈手〉』 河出書房新社 道の手帖 1600円+税 第1部 考現学は終わらない ● 特別対談 世界規模でとんがっていた知性――今和次郎入門 藤森照信×黒石いずみ ● 今和次郎――身体とモノの「交渉」としての造…

週刊 奥の院 1.13

■ 『今和次郎と考現学 暮らしの“今”をとらえる〈目〉と〈手〉』 河出書房新社 道の手帖 1600円+税 第1部 考現学は終わらない ● 特別対談 世界規模でとんがっていた知性――今和次郎入門 藤森照信×黒石いずみ ● 今和次郎――身体とモノの「交渉」としての造…

週刊 奥の院 1.12

■ 『群像』 2月号 講談社 905円+税 特集 12星座小説集 橋本治、佐伯一麦、島田雅彦ら12名の作家が自分の誕生星座を題材に。 対談 文学の力――クレオール的未来のために 大江健三郎 × パトリック・シャモワゾー 司会 堀江敏幸 パトリック・シャモワゾ…

週刊 奥の院 1.12

■ 『群像』 2月号 講談社 905円+税 特集 12星座小説集 橋本治、佐伯一麦、島田雅彦ら12名の作家が自分の誕生星座を題材に。 対談 文学の力――クレオール的未来のために 大江健三郎 × パトリック・シャモワゾー 司会 堀江敏幸 パトリック・シャモワゾ…

週刊 奥の院 1.11

今週のもっと奥まで〜 ■ マリオ・バルガス=リョサ 西村英一郎訳 『ドン・リゴベルトの手帖』 中公文庫 933円+税 『継母礼讃』の続編。 保険会社重役で資産家ドン・リゴベルトは美しい後妻ルクレシアを娶ったが、子のアルフォンソが彼女を誘惑し、夫妻は…

週刊 奥の院 1.11

今週のもっと奥まで〜 ■ マリオ・バルガス=リョサ 西村英一郎訳 『ドン・リゴベルトの手帖』 中公文庫 933円+税 『継母礼讃』の続編。 保険会社重役で資産家ドン・リゴベルトは美しい後妻ルクレシアを娶ったが、子のアルフォンソが彼女を誘惑し、夫妻は…

週刊 奥の院 1.10

■ ベアント・ブルンナー 山川純子(すみこ)訳 『月 人との豊かなかかわりの歴史』 白水社 2500円+税 著者はドイツのフリー文筆家・編集者。文化史、人類学の分野で活動。英語で執筆。著書に『熊』(白水社)。 目次 1.月を眺める 2.心に浮かぶ月 …

週刊 奥の院 1.10

■ ベアント・ブルンナー 山川純子(すみこ)訳 『月 人との豊かなかかわりの歴史』 白水社 2500円+税 著者はドイツのフリー文筆家・編集者。文化史、人類学の分野で活動。英語で執筆。著書に『熊』(白水社)。 目次 1.月を眺める 2.心に浮かぶ月 …

週刊 奥の院 1.9

■ 郄田郁 『あい 永遠に在り』 角川春樹事務所 1600円+税 実在の人物を描く、著者初の歴史小説、ハードカバー。 関寛斎は房総の農民出身、蘭方医学を学び、阿波徳島藩の御典医になった。戊辰戦争で戦病者治療。44歳の時、家禄を返上して町医者に戻る…

週刊 奥の院 1.9

■ 郄田郁 『あい 永遠に在り』 角川春樹事務所 1600円+税 実在の人物を描く、著者初の歴史小説、ハードカバー。 関寛斎は房総の農民出身、蘭方医学を学び、阿波徳島藩の御典医になった。戊辰戦争で戦病者治療。44歳の時、家禄を返上して町医者に戻る…

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 郄田郁 『あい 永遠に在り』 角川春樹事務所 1600円+税 蘭方医で、73歳にして北海道開拓をした関寛斎。その妻・あいの視点から偉人を描く。女性にぜひ読んでいただきたい。 今回も発売に合わせ郄田さんにサイン本を用意していただ…

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】 クマキ ■ 郄田郁 『あい 永遠に在り』 角川春樹事務所 1600円+税 蘭方医で、73歳にして北海道開拓をした関寛斎。その妻・あいの視点から偉人を描く。女性にぜひ読んでいただきたい。 今回も発売に合わせ郄田さんにサイン本を用意していただ…

週刊 奥の院 1.7

■ 長嶋有『本当のことしかいってない』 幻戯書房 2200円+税 装幀 緒方修一 装画 竹井千佳 書評集、漫画から絵本、純文学。 1章 ぶつかりあう出逢い ここからが文学 『小説のゆくえ』 筒井康隆 他、 中村航 吉田修一 色川武大 …… 2章 気づく瞬間 線 『…

週刊 奥の院 1.7

■ 長嶋有『本当のことしかいってない』 幻戯書房 2200円+税 装幀 緒方修一 装画 竹井千佳 書評集、漫画から絵本、純文学。 1章 ぶつかりあう出逢い ここからが文学 『小説のゆくえ』 筒井康隆 他、 中村航 吉田修一 色川武大 …… 2章 気づく瞬間 線 『…

週刊 奥の院 1.6

■ 須賀章雅 『貧乏暇あり 札幌古本屋日記』 論創社 1800円+税 1957年北海道伊達市生まれ。古本屋修業4年、86年「古書須雅屋」開店。97年から通信販売専門に。2004年に第4回古本小説大賞受賞。『北方ジャーナル』(http://hoppojournal.sa…

週刊 奥の院 1.6

■ 須賀章雅 『貧乏暇あり 札幌古本屋日記』 論創社 1800円+税 1957年北海道伊達市生まれ。古本屋修業4年、86年「古書須雅屋」開店。97年から通信販売専門に。2004年に第4回古本小説大賞受賞。『北方ジャーナル』(http://hoppojournal.sa…

週刊 奥の院 1.5

■ 『東京人』 2月号 都市出版 857円+税 特集 江戸の理系は世界水準 日本で初めてオリジナルの暦を作った渋川春海、 独自の筆算法を確立し、西洋よりも早く行列式を発見した関孝和、 本草学、エレキテルの復元や発明など、理系のトップランナー平賀源内…

週刊 奥の院 1.5

■ 『東京人』 2月号 都市出版 857円+税 特集 江戸の理系は世界水準 日本で初めてオリジナルの暦を作った渋川春海、 独自の筆算法を確立し、西洋よりも早く行列式を発見した関孝和、 本草学、エレキテルの復元や発明など、理系のトップランナー平賀源内…

週刊 奥の院 1.4

■ 小沢昭一『俳句で綴る 変哲半生記』 岩波書店 2600円+税 「変哲」は俳号。 初めて俳句を詠んだのは昭和44(1969)年東京やなぎ句会。 句会のメンバー、入船亭扇橋、永六輔、江國滋、大西信行、桂米朝、永井哲夫、三田純市、柳家小三治、矢野誠…

週刊 奥の院 1.4

■ 小沢昭一『俳句で綴る 変哲半生記』 岩波書店 2600円+税 「変哲」は俳号。 初めて俳句を詠んだのは昭和44(1969)年東京やなぎ句会。 句会のメンバー、入船亭扇橋、永六輔、江國滋、大西信行、桂米朝、永井哲夫、三田純市、柳家小三治、矢野誠…

週刊 奥の院 1.3

■ みきつきみ・文 柳原良平・画 『十二支のしんねんかい』 こぐま社 1100円+税 ぽっこり めでたく はつひので あたらしい としが はじまった 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥十二支 そろって あつまって これから たのしい しんねんかい まずは みんなの ごし…

週刊 奥の院 1.3

■ みきつきみ・文 柳原良平・画 『十二支のしんねんかい』 こぐま社 1100円+税 ぽっこり めでたく はつひので あたらしい としが はじまった 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥十二支 そろって あつまって これから たのしい しんねんかい まずは みんなの ごし…

週刊 奥の院 1.2

■ 長谷川櫂 『四季のうた――詩歌のくに』 中公新書 740円+税 「読売新聞」連載「四季のうた」の第6集、2010年4月から12年3月分。 長谷川は震災直後に『震災歌集』、続いて一年目に『震災句集』(共に中央公論新社)上梓。 ……ちょうど真中にあた…

週刊 奥の院 1.2

■ 長谷川櫂 『四季のうた――詩歌のくに』 中公新書 740円+税 「読売新聞」連載「四季のうた」の第6集、2010年4月から12年3月分。 長谷川は震災直後に『震災歌集』、続いて一年目に『震災句集』(共に中央公論新社)上梓。 ……ちょうど真中にあた…