週刊 奥の院 1.3

■ みきつきみ・文  柳原良平・画
『十二支のしんねんかい』 こぐま社 
1100円+税

ぽっこり めでたく はつひので 
あたらしい としが はじまった
丑寅卯辰巳午未申酉戌亥

十二支 そろって あつまって
これから たのしい しんねんかい
まずは みんなの ごしょうかい

 子
ねずの ばんして いえ まもり
こどもの こどもの そのまたまたまた こどもまで
さかえつづけますようにと
チュウチュウチュウ
 丑
うしろに ひくは たなばたの
けんぎゅうさまと おりひめさま
ねんに いちどの あまのがわ
……
 巳
みを くねらせて にょろにょろり
にょろりにょろにょろ いえのなか ゆめのなか
みれば えんぎの よい しるし
……
わいわい にぎやか しんねんかい
さっそく おせちに したつづみ
めでたい たいに よろこぶ こぶまき
おとそも どうぞ ぞうにも どうぞ
さあさあ いずれも りっぱな 十二支が
ずずいと いならび ごあいさつ

あけまして おめでとうございます

 柳原さんは未年で、おとなしい子どもだった、そうです。
(平野)
 巳年です。還暦です。
  還暦の馬子にも帽子初詣
 本書に従えば、私が家でゴロゴロしているのは縁起が良い!
  年男にょろりごろりの寝正月