2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院 5.17

■ 郄田郁 『みをつくし献立帖』 角川春樹事務所 ハルキ文庫 686円+税 オールカラー。『みをつくし料理帖』シリーズに登場する料理のレシピをまとめ、著者自らが料理を再現する。 本作品の誕生秘話、登場人物について、取って置きの「内緒話」を披露。 さ…

週刊 奥の院 5.17

■ 郄田郁 『みをつくし献立帖』 角川春樹事務所 ハルキ文庫 686円+税 オールカラー。『みをつくし料理帖』シリーズに登場する料理のレシピをまとめ、著者自らが料理を再現する。 本作品の誕生秘話、登場人物について、取って置きの「内緒話」を披露。 さ…

週刊 奥の院 5.16

■ 半藤末利子 『漱石の長襦袢』 文春文庫 600円+税 著者の父は漱石門下・松岡譲、母は漱石長女・筆子。夫は半藤一利。単行本は2009年刊(文藝春秋)。 1 ロンドンからの手紙 2 漱石の長襦袢 3 子規の庭 4 漱石山房の復元 5 呉の海軍基地 (筆子…

週刊 奥の院 5.16

■ 半藤末利子 『漱石の長襦袢』 文春文庫 600円+税 著者の父は漱石門下・松岡譲、母は漱石長女・筆子。夫は半藤一利。単行本は2009年刊(文藝春秋)。 1 ロンドンからの手紙 2 漱石の長襦袢 3 子規の庭 4 漱石山房の復元 5 呉の海軍基地 (筆子…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 南川三治郎 文・写真 『推理作家の家 名作のうまれた書斎を訪ねて』 西村書店 2600円+税 『作家の家』『芸術家の家』に続くもの。今回は日本人写真家・ライター。 1945年、三重県生まれ。パリを拠点、ヨーロッパの“人と文化”を中…

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【文芸】 クマキ ■ 南川三治郎 文・写真 『推理作家の家 名作のうまれた書斎を訪ねて』 西村書店 2600円+税 『作家の家』『芸術家の家』に続くもの。今回は日本人写真家・ライター。 1945年、三重県生まれ。パリを拠点、ヨーロッパの“人と文化”を中…

週刊 奥の院 5.14

■ 『雲遊天下 110』 ビレッジプレス 500円+税 特集 酒場考 悪場所じゃない酒場はつまらない 藤木TDC――アダルトビデオ、酒場、闇市など「昭和」の匂いを追うライター。 酒場っていうものは負の歴史の積みかさねみたいなところがあると思うんです。…

週刊 奥の院 5.14

■ 『雲遊天下 110』 ビレッジプレス 500円+税 特集 酒場考 悪場所じゃない酒場はつまらない 藤木TDC――アダルトビデオ、酒場、闇市など「昭和」の匂いを追うライター。 酒場っていうものは負の歴史の積みかさねみたいなところがあると思うんです。…

週刊 奥の院 5.12

◇ ちくま文庫の新刊 ■ 由良君美 『みみずく偏書記』 1100円+税 元版は1983年青土社より。 由良君美(1929〜1990)は英文学者、専門はイギリスロマン主義の詩。慶応義塾大学助教授から東京大学助教授、76年教授。 目次 読書狂言綺語抄 み…

週刊 奥の院 5.12

◇ ちくま文庫の新刊 ■ 由良君美 『みみずく偏書記』 1100円+税 元版は1983年青土社より。 由良君美(1929〜1990)は英文学者、専門はイギリスロマン主義の詩。慶応義塾大学助教授から東京大学助教授、76年教授。 目次 読書狂言綺語抄 み…

週刊 奥の院 5.12

■ 関川夏央 『「一九〇五年」の彼ら 「現代」の異端を生きた十二人の文学者』 NHK出版新書 780円+税 1905(明治38)年とは、日露戦争勝利の年。 5月27日午後、対馬海峡東方での海戦、日本にとっては一大決戦。それに勝利。国民は熱狂する。 …

週刊 奥の院 5.12

■ 関川夏央 『「一九〇五年」の彼ら 「現代」の異端を生きた十二人の文学者』 NHK出版新書 780円+税 1905(明治38)年とは、日露戦争勝利の年。 5月27日午後、対馬海峡東方での海戦、日本にとっては一大決戦。それに勝利。国民は熱狂する。 …

週刊 奥の院 5.11

■ 宮崎学 『ヤクザに弁当売ったら犯罪か?』 ちくま新書 720円+税 (まえがき)より。 2009年12月、福岡のデパートが暴力団の事始め式用に弁当数百個を販売した。県警は取引をやめるよう注意。 「事業者は暴力団活動を助長し、また暴力団の運営に…

週刊 奥の院 5.11

■ 宮崎学 『ヤクザに弁当売ったら犯罪か?』 ちくま新書 720円+税 (まえがき)より。 2009年12月、福岡のデパートが暴力団の事始め式用に弁当数百個を販売した。県警は取引をやめるよう注意。 「事業者は暴力団活動を助長し、また暴力団の運営に…

週刊 奥の院 5.10

■ 『g2』 vol.10 講談社 1143円+税 http://g2.kodansha.co.jp/ 佐野眞一 「木嶋佳苗裁判」全傍聴記 ……この事件を解く最大のキーポイントは、ネットという匿名世界が、パソコンの爆発的普及によって、私たちの暮らしの中に急速に浸透したことに…

週刊 奥の院 5.10

■ 『g2』 vol.10 講談社 1143円+税 http://g2.kodansha.co.jp/ 佐野眞一 「木嶋佳苗裁判」全傍聴記 ……この事件を解く最大のキーポイントは、ネットという匿名世界が、パソコンの爆発的普及によって、私たちの暮らしの中に急速に浸透したことに…

週刊 奥の院 5.9

■ 坪内祐三 『東京タワーならこう言うぜ』 幻戯書房 2500円+税 装幀:クラフト・エヴィング商會 1 これからの雑誌の時代がはじまる 本はみるものである 東西南北――歴史を刻む言葉 雑誌ジャーナリズムは死なない 他 2 本が変わると言うけれど 父が渡し…

週刊 奥の院 5.9

■ 坪内祐三 『東京タワーならこう言うぜ』 幻戯書房 2500円+税 装幀:クラフト・エヴィング商會 1 これからの雑誌の時代がはじまる 本はみるものである 東西南北――歴史を刻む言葉 雑誌ジャーナリズムは死なない 他 2 本が変わると言うけれど 父が渡し…

月曜朝礼 新刊案内

【文芸】 クマキ ■ 『早稲田文学 記録増刊 震災とフィクションの“距離”』 早稲田文学会 1800円+税 2011年3月13日、「早稲田文学」サイト上で、15人の小説家が執筆。期間限定で著作権を解除し、転送自由のチャリティ作品として発表。著書サイン…

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【文芸】 クマキ ■ 『早稲田文学 記録増刊 震災とフィクションの“距離”』 早稲田文学会 1800円+税 2011年3月13日、「早稲田文学」サイト上で、15人の小説家が執筆。期間限定で著作権を解除し、転送自由のチャリティ作品として発表。著書サイン…

週刊 奥の院 5.7

■ 黛まどか 編 『まんかいのさくらがみれてうれしいな 被災地からの一句』 バジリコ 1200円+税 森村誠一との対談も収録。 巻頭に被災者からの手紙がある。高校の教師で避難所運営に携わった。3.11当日、生徒を含む300名が避難。皆自分の家族や自…

週刊 奥の院 5.7

■ 黛まどか 編 『まんかいのさくらがみれてうれしいな 被災地からの一句』 バジリコ 1200円+税 森村誠一との対談も収録。 巻頭に被災者からの手紙がある。高校の教師で避難所運営に携わった。3.11当日、生徒を含む300名が避難。皆自分の家族や自…

週刊 奥の院 5.6

■ 久世光彦 文 北川健次 美術 『死のある風景 Last Edition』 新人物往来社 3000円+税 『週刊新潮』連載(1997〜2001年)「死のある風景」をまとめた著作3冊から、夫人がセレクト。美術家・北川健次の作品が飾る。 向田邦子との〈…

週刊 奥の院 5.6

■ 久世光彦 文 北川健次 美術 『死のある風景 Last Edition』 新人物往来社 3000円+税 『週刊新潮』連載(1997〜2001年)「死のある風景」をまとめた著作3冊から、夫人がセレクト。美術家・北川健次の作品が飾る。 向田邦子との〈…

週刊 奥の院 5.5

■ 『別冊太陽 石川啄木 漂泊の詩人』 平凡社 2300円+税 没後100年。 目次 啄木の歌との対話 『一握の砂』と『悲しき玩具』 人生という小宇宙 他 啄木名作の栞 未完のままに残した多くの仕事 啄木文学の魅力 石川啄木名作小事典 「啄木日記」の魅力 …

週刊 奥の院 5.5

■ 『別冊太陽 石川啄木 漂泊の詩人』 平凡社 2300円+税 没後100年。 目次 啄木の歌との対話 『一握の砂』と『悲しき玩具』 人生という小宇宙 他 啄木名作の栞 未完のままに残した多くの仕事 啄木文学の魅力 石川啄木名作小事典 「啄木日記」の魅力 …

週刊 奥の院 5・4

今週のもっと奥まで〜 ■ 草凪優 『夜より深く』 新潮文庫 590円+税 東北のホテルマン梶谷35歳、同僚の由紀子23歳と不倫。宴会場での××がバレて仕事も家庭も失う。しかし、東京で家出妻たちとハーレムを築く。 最初、梶谷は有希子に軽くあしらわれる…

週刊 奥の院 5・4

今週のもっと奥まで〜 ■ 草凪優 『夜より深く』 新潮文庫 590円+税 東北のホテルマン梶谷35歳、同僚の由紀子23歳と不倫。宴会場での××がバレて仕事も家庭も失う。しかし、東京で家出妻たちとハーレムを築く。 最初、梶谷は有希子に軽くあしらわれる…

週刊 奥の院 5・3

■ 池内紀 『恩地孝四郎 一つの伝記』 幻戯書房 5800円+税 恩地孝四郎【1891(明治24)〜1955(昭和30)年】 東京生まれ、画家・版画家・装幀家・詩人で音楽家でもあった。 (あとがき)より。 ……二十代はじめに油彩から版画に転じた。大正…

週刊 奥の院 5・3

■ 池内紀 『恩地孝四郎 一つの伝記』 幻戯書房 5800円+税 恩地孝四郎【1891(明治24)〜1955(昭和30)年】 東京生まれ、画家・版画家・装幀家・詩人で音楽家でもあった。 (あとがき)より。 ……二十代はじめに油彩から版画に転じた。大正…