月曜朝礼 新刊案内
【文芸】 クマキ
■ 南川三治郎 文・写真 『推理作家の家 名作のうまれた書斎を訪ねて』 西村書店 2600円+税
『作家の家』『芸術家の家』に続くもの。今回は日本人写真家・ライター。
1945年、三重県生まれ。パリを拠点、ヨーロッパの“人と文化”を中心に取材活動。『メディチ家:ルネッサンス・「美の遺産」を旅する』『ハプスブルグ家〜』(世界文化社)など著書多数。
登場する作家。ジェフリー・アーチャー、カトリーヌ・アルレー、ローレンス・ブロック、トム・クランシー、パトリシア・コーンウェル、カッスラー、フォーサイス、フリーマントル、ル・カレ、ディック・フランシス……人気作家が30人。
仕事の立ちあげは1982年から。すでに物故者も。
「どうやったら、お宅までたどり着けますか? 私、ボストンに行くのは初めてなんですが」
「ハハハ! 簡単、簡単! ハーバード大学をめざしてくればいいんだ。わからなくなったら、またそこで電話して!」
……ハロウィンのかぼちゃやさまざまなデコレーションが左右に並べられている階段を上がり、ベルを押すと、身長6フィート(約183cm)、体重250ポンド(約113kg)の堂々たる体格のパーカーが、スウェット・パンツをはいただけ、上半身は裸のまま、自らの肉他を誇示するように、満面の笑みで現われ迎えてくれた。短髪にご自慢のヒゲ、握手した手はあたたかく分厚かった。そして、その太い腕に肩を抱かれると骨が折れてしまいそうだった。
「ヨーコソ、サンジロウ! 今日の午後は君のために空けてあるから、何時間でもつきあうよ。遠いところから来てくれたんだ、好きなようにやりな……!」
(ロバート・B・パーカー[1932〜2010] 1993年2月取材)
【児童】
■ 福音館書店創立60周年記念 復刊世界傑作絵本 全11冊
ケース入りセット 13700円+税 分売可
http://www.fukuinkan.co.jp/60th2012/03_publish.html
(平野)
(暴)実話雑誌で『実話時報』(竹書房)6月号、表紙は吉本隆明。特別追討企画「吉本隆明 思想界の巨人の遺言 斗えっ! 新左翼」
正津勉「沈黙を聞け」 三上治「思想の核を継ぐ」 植垣康博「赤の時代」
グラビアもあり。