2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊 奥の院

■BRUTUS 6/1号 「スタイルのある全国の本屋200店」 マガジンハウス 600円+税 わざわざ本屋に行って、本を買うのですか? わざわざ本屋に行って、本を見たり、触ったり、買ったり、僕らは本屋好き。 http://magazineworld.jp/brutus/709/ 新…

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】クマキ ■永田和弘 『もうすぐ夏至だ』 白水社 1900円+税 京都産業大学教授、細胞生物学。歌人、「塔」主宰、「朝日歌壇」選者。初めてのエッセイ集。昨年亡くなられた夫人・河野裕子さんとの日々はじめ、著者の「大切な時間」が語られている。 …

月曜朝礼 新刊紹介

【文芸】クマキ ■永田和弘 『もうすぐ夏至だ』 白水社 1900円+税 京都産業大学教授、細胞生物学。歌人、「塔」主宰、「朝日歌壇」選者。初めてのエッセイ集。昨年亡くなられた夫人・河野裕子さんとの日々はじめ、著者の「大切な時間」が語られている。 …

週刊 奥の院

■ 松下格 『増訂 評伝中野重治』 平凡社ライブラリー 2200円+税 元版は1998年筑摩書房。著者は筑摩で編集、中野と関わる。『全集』(76〜80)、『定本 全集』(96〜98)の編集・校訂も担当した。チェーホフの翻訳で有名。 戦争中、中野は警…

週刊 奥の院

■ 松下格 『増訂 評伝中野重治』 平凡社ライブラリー 2200円+税 元版は1998年筑摩書房。著者は筑摩で編集、中野と関わる。『全集』(76〜80)、『定本 全集』(96〜98)の編集・校訂も担当した。チェーホフの翻訳で有名。 戦争中、中野は警…

週刊 奥の院

■『別れの手続き 山田稔散文選』 みすず書房 大人の本棚 2600円+税 堀江敏幸解説。 山田稔、1930年門司出身、作家。元京都大学仏文の先生。私の勝手なイメージです。“糞尿譚の大家”。本書もいきなり「ヴォア・アナール」です。 今日で何日目だろう…

週刊 奥の院

■『別れの手続き 山田稔散文選』 みすず書房 大人の本棚 2600円+税 堀江敏幸解説。 山田稔、1930年門司出身、作家。元京都大学仏文の先生。私の勝手なイメージです。“糞尿譚の大家”。本書もいきなり「ヴォア・アナール」です。 今日で何日目だろう…

週刊 奥の院

◇ クラフトエヴィング商會様 サイン本到着しました。ありがとうございます。 ■池波正太郎 『一升枡の度量』 幻戯書房 1800円+税 没後20+1周年記念出版(こういう手もありか?)。単行本未収録エッセイがたくさんあった。装画・矢吹申彦、装幀・間村…

週刊 奥の院

◇ クラフトエヴィング商會様 サイン本到着しました。ありがとうございます。 ■池波正太郎 『一升枡の度量』 幻戯書房 1800円+税 没後20+1周年記念出版(こういう手もありか?)。単行本未収録エッセイがたくさんあった。装画・矢吹申彦、装幀・間村…

『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

■『女子の古本屋』による「女子の古本市」 『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さんの古本ライター…

◇ロシナンテ古本 から

永井荷風譯著 『佛蘭西近代抒情詩撰 珊瑚集』 第一書房 定價二圓 (昭和13.3月発行) 「第一書房」と言えば「長谷川巳之吉」。奥付に名前あり。 相場では8000円から25000円くらいの幅があります。ロシナンテは1万円の価をつけています。本書に…

◇ロシナンテ古本 から

永井荷風譯著 『佛蘭西近代抒情詩撰 珊瑚集』 第一書房 定價二圓 (昭和13.3月発行) 「第一書房」と言えば「長谷川巳之吉」。奥付に名前あり。 相場では8000円から25000円くらいの幅があります。ロシナンテは1万円の価をつけています。本書に…

週刊 奥の院

■中井久夫『災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災50日間の記録』 みすず書房 1200円+税 精神科医、神戸大学名誉教授、ギリシア詩の翻訳でも有名。阪神淡路大震災当時は医学部教授。 震災後50日間の精神科救急の現場の記録『1995年1月・神…

週刊 奥の院

■中井久夫『災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災50日間の記録』 みすず書房 1200円+税 精神科医、神戸大学名誉教授、ギリシア詩の翻訳でも有名。阪神淡路大震災当時は医学部教授。 震災後50日間の精神科救急の現場の記録『1995年1月・神…

月曜朝礼新刊紹介

【雑誌・芸能】赤ヘル ■『DU (ディスクユニオンカタログブック)』 ディスクユニオン 1500円+税 http://www.cinra.net/news/2011/04/23/221602.php 前野健太 新作「いま、歌うとは」 横尾忠則、音楽の封印と解放 「文化系トークラジオLife」の音…

月曜朝礼新刊紹介

【雑誌・芸能】赤ヘル ■『DU (ディスクユニオンカタログブック)』 ディスクユニオン 1500円+税 http://www.cinra.net/news/2011/04/23/221602.php 前野健太 新作「いま、歌うとは」 横尾忠則、音楽の封印と解放 「文化系トークラジオLife」の音…

週刊 奥の院

■楜沢(くるみさわ)健 『だから、鶴彬 抵抗する17文字』 春陽堂 1400円+税 著者は1966年生まれ、文芸評論家、プロレタリア文学研究。 「川柳は庶民の共同財産」「穿ちこそ、川柳の生命」「川柳は落書きである」 権力批判と同時に、民衆の弱点・…

週刊 奥の院

■楜沢(くるみさわ)健 『だから、鶴彬 抵抗する17文字』 春陽堂 1400円+税 著者は1966年生まれ、文芸評論家、プロレタリア文学研究。 「川柳は庶民の共同財産」「穿ちこそ、川柳の生命」「川柳は落書きである」 権力批判と同時に、民衆の弱点・…

週刊 奥の院

◇追悼 団鬼六 http://oniroku-dan.cocolog-nifty.com/ 75歳の時、医師から至急透析にかかるよう宣告されるが拒否。 (医)「死にます」 (鬼)「嫌です」 の応酬。 76歳になって透析開始。食道ガンも見つかる。 透析を始めて三年が経ち、すっかり健康を…

週刊 奥の院

◇追悼 団鬼六 http://oniroku-dan.cocolog-nifty.com/ 75歳の時、医師から至急透析にかかるよう宣告されるが拒否。 (医)「死にます」 (鬼)「嫌です」 の応酬。 76歳になって透析開始。食道ガンも見つかる。 透析を始めて三年が経ち、すっかり健康を…

おっさん アホか通信

いつもスタッフの目を盗んで原稿を書いているのだが(どんだけヒマやねん?)、店に忘れてしまった。内容を思い出せない。だいぶ阿呆が進行している。よって、2日連続の「アホか、通信」。 ■古本ロシナンテでGET 澁澤龍彦『秘密結社の手帖』(早川書房・…

おっさん アホか通信

■ジョン……? HP「本屋の眼」今月号が、ごく身内でうけていまして。http://www.kaibundo.co.jp/honyanome/honyanome.htm いつもと何の変わりもないショーモナイ・アホネタです。後半の「海文堂でいちばんジョンに似ている〜」です。早い話が「おちょくられ…

おっさん アホか通信

■ジョン……? HP「本屋の眼」今月号が、ごく身内でうけていまして。http://www.kaibundo.co.jp/honyanome/honyanome.htm いつもと何の変わりもないショーモナイ・アホネタです。後半の「海文堂でいちばんジョンに似ている〜」です。早い話が「おちょくられ…

週刊 奥の院

■金子兜太 『悩むことはない』 文藝春秋 952円+税 1919(大正8)年生まれ、91歳。今も「朝日俳壇」の選者を勤める。 「まえがき」で大震災の被災者を思い、投稿句を選ぶ。 生きていて生きているだけで燕来る (東京 飯田さん) 第1章 問われて答…

週刊 奥の院

■金子兜太 『悩むことはない』 文藝春秋 952円+税 1919(大正8)年生まれ、91歳。今も「朝日俳壇」の選者を勤める。 「まえがき」で大震災の被災者を思い、投稿句を選ぶ。 生きていて生きているだけで燕来る (東京 飯田さん) 第1章 問われて答…

5月のフェア 

一部既に紹介しましたが、改めて。 ■クラフト・エヴィング商會ブックフェア 西入口平台 このフェアをどっかでお知りになった「クラフト・エヴィング」さんから、『おかしな本棚』のサイン本が届くそうです。入荷しましたら報告いたします。 ■光人社文庫で読…

5月のフェア 

一部既に紹介しましたが、改めて。 ■クラフト・エヴィング商會ブックフェア 西入口平台 このフェアをどっかでお知りになった「クラフト・エヴィング」さんから、『おかしな本棚』のサイン本が届くそうです。入荷しましたら報告いたします。 ■光人社文庫で読…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸クマキ】 ■山口淳 『PAPA & CAPA ヘミングウェイとキャパの17年』 阪急コミュニケーションズ 2000円+税 “PAPA”とはヘミングウェイ。没後50年記念出版。 著者は1960年神戸生まれ、学生時代から雑誌編集、フリーで活動。現在…

月曜朝礼新刊紹介

【文芸クマキ】 ■山口淳 『PAPA & CAPA ヘミングウェイとキャパの17年』 阪急コミュニケーションズ 2000円+税 “PAPA”とはヘミングウェイ。没後50年記念出版。 著者は1960年神戸生まれ、学生時代から雑誌編集、フリーで活動。現在…

週刊 奥の院

■小野原教子 『闘う衣服』 水声社 4500円+税 先日紹介した『共同研究 ポルノグラフィー』にも登場した方。兵庫県立大学准教授。 序論 人間は衣服を着る動物である Ⅰ 1 ファッション雑誌の読み方 (ロラン・バルト『モードの体系』解読) 2 ファッショ…