週刊 奥の院
■『芸術新潮』2月号 特集 シュルレアリスムそうだったのか宣言 新潮社 1333円+税
アヴァンギャルド3大宣言のホップ、ステップ、ジャンプ!
知っているようで知らないシュルレアリスム早わかり〈解説〉南雄介
1)ダダっ子たちの芸術革命
2)シュルレアリスムは技のデパート
3)戦争と政治とエロとグロ
4)シュルレアリスムは終らない
ブローネル 隻眼のイリュージョニスト
ピカビア 変貌しつづけた爆走野郎
超現実主義的こんにゃく問答〈対談〉赤瀬川原平×南伸坊
本人の人々 シュルレアリスト篇〈本人〉南伸坊
「シュルレアリスム展――パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による――」2.9〜5.9 東京・国立新美術館
ベー中(わが中学の呼称、ベースボール中学とかアカンベー中学ではない)の美術M先生が教えてくれたのは「シューリアリスム」。アホ中生どもは、訳のわからんモノなんでも「シュー」とふざけた。何年もたって、歌手が「飛んでイスタンブールに行って、人の気持ちはシュール〜」と歌いよった。人の気持ちは夢と現実をさまようものであると知った。ほんまか?
赤瀬川原平・南伸坊両氏は「シュールリアリズム」だった。美学校の講義で巌谷國士(シュルレアリスム宣言翻訳者)が「シュールというのはけしからん」と怒ったそう。
(平野)