2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お知らせとお断り イベント 

本の業界にも、東北・東日本大震災の影響が少しずつ出ています、というか、深刻になりつつあります。 まず、雑誌・書籍の配送が隔日になります。自動車燃料の不足です。関西圏の入荷は17日(木)、19日(土)、22日(火)〔ここまでは知らされています…

お知らせとお断り イベント 

本の業界にも、東北・東日本大震災の影響が少しずつ出ています、というか、深刻になりつつあります。 まず、雑誌・書籍の配送が隔日になります。自動車燃料の不足です。関西圏の入荷は17日(木)、19日(土)、22日(火)〔ここまでは知らされています…

週刊 奥の院

◇想像を絶する災害です。そのうえ原発爆発まで。お慰めの言葉もありません。どうか生き抜いてください。 本屋は緊急時、何の役にも立ちません。少し被災者の皆さんが落ち着いてからのことです。阪神・淡路大震災で経験済みです。役立たずで能無しでも、私た…

週刊 奥の院

◇想像を絶する災害です。そのうえ原発爆発まで。お慰めの言葉もありません。どうか生き抜いてください。 本屋は緊急時、何の役にも立ちません。少し被災者の皆さんが落ち着いてからのことです。阪神・淡路大震災で経験済みです。役立たずで能無しでも、私た…

週刊 奥の院

■黒川創 『きれいな風貌 西村伊作伝』 新潮社 2300円+税 西村伊作は、一八八四年(明治一七)、紀伊半島の熊野灘に面する新宮の町でクリスチャンの両親のもとに生まれた(正確には、母の受洗は出産のおよそ半年後)。幼時、惨事に見舞われて孤児となり…

週刊 奥の院

■黒川創 『きれいな風貌 西村伊作伝』 新潮社 2300円+税 西村伊作は、一八八四年(明治一七)、紀伊半島の熊野灘に面する新宮の町でクリスチャンの両親のもとに生まれた(正確には、母の受洗は出産のおよそ半年後)。幼時、惨事に見舞われて孤児となり…

週刊 奥の院

■草森紳一回想録を作る会 編集・発行 『草森紳一が、いた。 友人と仲間たちによる回想集』 3300円税込 草森紳一蔵書整理プロジェクト http://d.hatena.ne.jp/kusamori_lib/ 草森さんは1938年2月北海道音更村(現在は音更町)生まれ。2008年3月…

週刊 奥の院

■草森紳一回想録を作る会 編集・発行 『草森紳一が、いた。 友人と仲間たちによる回想集』 3300円税込 草森紳一蔵書整理プロジェクト http://d.hatena.ne.jp/kusamori_lib/ 草森さんは1938年2月北海道音更村(現在は音更町)生まれ。2008年3月…

週刊 奥の院

ご無事を祈ります。 ■青木正美『ある「詩人古本屋」伝 風雲児ドン・ザッキーを探せ』 筑摩書房 2800円+税 装幀・間村俊一 ドン・ザッキーとは、大正4(1925)年ダダイズム詩集『白痴の夢』(即刻発禁)を出版し、「世界詩人」を刊行した、都崎友雄…

週刊 奥の院

ご無事を祈ります。 ■青木正美『ある「詩人古本屋」伝 風雲児ドン・ザッキーを探せ』 筑摩書房 2800円+税 装幀・間村俊一 ドン・ザッキーとは、大正4(1925)年ダダイズム詩集『白痴の夢』(即刻発禁)を出版し、「世界詩人」を刊行した、都崎友雄…

週刊 奥の院

■『私たちはいまどこにいるのか 小熊英二時評集』 毎日新聞社 1800円+税 『と』『1968』の小熊英二さん新刊。1977〜2011年までの時評、インタビュー、講演をまとめる。 10数年の間に、コメントを求められるテーマが移りかわってきた。9…

週刊 奥の院

■『私たちはいまどこにいるのか 小熊英二時評集』 毎日新聞社 1800円+税 『と』『1968』の小熊英二さん新刊。1977〜2011年までの時評、インタビュー、講演をまとめる。 10数年の間に、コメントを求められるテーマが移りかわってきた。9…

イベント&ご案内

◇よそさまのイベント ■モトコーARTトレイン 3.12〜27 13時〜19時 神戸元町高架通商店街(モトコータウン) 主催:元町高架下にぎわいづくり実行委員会 共催:神戸ビエンナーレ組織委員会 http://www.motokou.com/ 空き店舗空間に8人のアーティ…

イベント&ご案内

◇よそさまのイベント ■モトコーARTトレイン 3.12〜27 13時〜19時 神戸元町高架通商店街(モトコータウン) 主催:元町高架下にぎわいづくり実行委員会 共催:神戸ビエンナーレ組織委員会 http://www.motokou.com/ 空き店舗空間に8人のアーティ…

週刊 奥の院

■後藤伸 玉井済夫 中瀬喜陽 『熊楠の森――神島(かしま)』 農文協 2000円+税 目次 Ⅰいのちの森を守る熊楠の闘い 1 魚つき林とは何か 2 明治の神殺し、神社合祀 3 熊楠と神の森、神島Ⅱ熊楠から半世紀-神島の変貌 1 神島と照葉樹林 2 森の原形を探る 3 神…

週刊 奥の院

■後藤伸 玉井済夫 中瀬喜陽 『熊楠の森――神島(かしま)』 農文協 2000円+税 目次 ?いのちの森を守る熊楠の闘い 1 魚つき林とは何か 2 明治の神殺し、神社合祀 3 熊楠と神の森、神島?熊楠から半世紀-神島の変貌 1 神島と照葉樹林 2 森の原形を探る 3 神…

今週の海文堂朝礼新刊紹介

◇文芸クマキ ■『黒木あるじのみちのく異界遺産 やまがた篇 DVD(65分)』 荒蝦夷 1905円+税 「パワースポットを超える、まことの聖地。 いにしえより受け継いだ山形の遺産を、あなたに。」 「山形市 行き別れ地蔵」 「鶴岡市 六十里越街道と即身仏…

今週の海文堂朝礼新刊紹介

◇文芸クマキ ■『黒木あるじのみちのく異界遺産 やまがた篇 DVD(65分)』 荒蝦夷 1905円+税 「パワースポットを超える、まことの聖地。 いにしえより受け継いだ山形の遺産を、あなたに。」 「山形市 行き別れ地蔵」 「鶴岡市 六十里越街道と即身仏…

週刊 奥の院

■原克 『サラリーマン誕生物語 二〇世紀モダンライフの表象文化論』 講談社 1900円+税 十九世紀、働くものの原像が肉体労働者だったとすれば、二〇世紀、それはサラリーマンだった。いわゆる知的労働者。さまざまな社会の変化や、時代の流れで、いまや…

週刊 奥の院

■原克 『サラリーマン誕生物語 二〇世紀モダンライフの表象文化論』 講談社 1900円+税 十九世紀、働くものの原像が肉体労働者だったとすれば、二〇世紀、それはサラリーマンだった。いわゆる知的労働者。さまざまな社会の変化や、時代の流れで、いまや…

週刊 奥の院

■『関口良雄さんを憶う』 夏葉社 800円+税 昭和53年刊行の追悼文集を復刻。編集は、尾崎一雄と山高登。 尾崎が、関口の随筆を引用しながらその死を悼む。 関口は癌手術後、本に会いに行く。 「人と口を利くのも大義になり、ひょつとすると今年あたり命…

週刊 奥の院

■『関口良雄さんを憶う』 夏葉社 800円+税 昭和53年刊行の追悼文集を復刻。編集は、尾崎一雄と山高登。 尾崎が、関口の随筆を引用しながらその死を悼む。 関口は癌手術後、本に会いに行く。 「人と口を利くのも大義になり、ひょつとすると今年あたり命…

街の本屋さん探訪

■『フィールドノート 街の本屋さん探訪』 神戸山手短期大学キャリア・コミュニケーション学科読書とコミュニケーションゼミ (非売品) 山手短大「読書とコミュニケーション」ゼミの皆さんが、「若者目線で街の本屋さんを探訪し、こだわりをもって独自の営業…

街の本屋さん探訪

■『フィールドノート 街の本屋さん探訪』 神戸山手短期大学キャリア・コミュニケーション学科読書とコミュニケーションゼミ (非売品) 山手短大「読書とコミュニケーション」ゼミの皆さんが、「若者目線で街の本屋さんを探訪し、こだわりをもって独自の営業…

おっさん アホか通信

久々の「おっさん アホか」。ずーっと「アホ」は続いています。 前に紹介した「明日の本屋をテキトーに考えようかなー」呑み会から、私がでっちあげた「明日本テキトーガールズ」、略して「ATG」の活動が本格化。と言っても、舞台は身内の「ほんまに」で…

おっさん アホか通信

久々の「おっさん アホか」。ずーっと「アホ」は続いています。 前に紹介した「明日の本屋をテキトーに考えようかなー」呑み会から、私がでっちあげた「明日本テキトーガールズ」、略して「ATG」の活動が本格化。と言っても、舞台は身内の「ほんまに」で…

いろいろご案内

◇よそさまのイベント ■大英博物館 古代ギリシア展 ――究極の身体、完全なる美―― 3.12(土)〜6.12(日) 詳細はこちら。http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2010_05greek.html ■『古書目録 ロードス通信』第28…

いろいろご案内

◇よそさまのイベント ■大英博物館 古代ギリシア展 ――究極の身体、完全なる美―― 3.12(土)〜6.12(日) 詳細はこちら。http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2010_05greek.html ■『古書目録 ロードス通信』第28…

週刊 奥の院

来年の大河ドラマ先取り? ■樋口大祐 変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる 吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)1700円+税 著者は、1968年西宮市生まれ。神戸大学大学院人文学研究科准教授。 (目次) 子どもたちの清盛――プロローグ 「おごる平家…

週刊 奥の院

来年の大河ドラマ先取り? ■樋口大祐 変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる 吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)1700円+税 著者は、1968年西宮市生まれ。神戸大学大学院人文学研究科准教授。 (目次) 子どもたちの清盛――プロローグ 「おごる平家…