週刊 奥の院 11.19
■ 栗田明子 『海の向こうに本を届ける 著作権輸出への道』 晶文社 2400円+税
装幀 クラフトエヴィング商會
著者は甲南女子高校卒業。商社、出版社を経て、著作権代理店に勤める。81年独立、ケルンを本拠に日本の本を紹介。84年日本著作権輸出センター設立。交渉国40カ国、海外翻訳出版累計契約数1万3千件。出版物による国際交流。
著者が海外に紹介した作家たちの一部。
北杜夫、有吉佐和子、野上弥生子、小川洋子、星新一、丸木俊、安野光雅、馬場のぼる、よしもとばなな、吉村昭、柳美里、司馬遼太郎……、幅広い多彩な人たち。
「日本文学を海外へ導いたのは、海図のない航海へ出た栗田さんの熱意だった」(小川洋子)
■ 福島出版社フェア 売り上げ報告。
歴史春秋社 31冊、 奥会津書房 11冊、その他10冊、計52冊。定価合計65000円あまりでした。
春の「荒蝦夷」の売り上げには遠く及びませんでしたが、「やることに意義がある」と居直ります。
奥会津書房は継続し常設します。歴史春秋社は改めて選書し、後日常設します。
各出版社の皆さん、ご協力感謝します。
■ 中島俊郎 『オックスフォード古書修行』(NTT出版) が「北海道新聞 11.13」で紹介されました。
自宅にも研究室にも蔵書が積み上がっているというのに、イギリスでまた買い込んでこられた。
「6畳間いっぱい分ぐらい」。
夫人談、「私が売り飛ばしてあげる」。
私は夫人を支持します。
著者談、「最後は私を売り飛ばすんじゃないですか」。
誰も買いません、て。
写真、プライバシー保護しました。いらんことして、怒られる。
■ 成田一徹さん個展 11.23〜27 2Fギャラリースペース 「あまから手帖」協力 入場無料
成田さん、23日と27日は終日会場に。
右の絵、下段のお客さんは、取材中たまたまいらした「佐渡裕」さん。会場の絵(または本)でご確認ください。
■ 『ほんまに』 取り扱い店、増えました。
岐阜の古書店『徒然舎』さんから注文をいただきました。
ありがとう。糸しい濃いしいゆうさん、ぼくたちのアイ〜ンはまた深まったんじゃあないでしょうか。
http://tsurezuresha.net/
いらんこと書いて、また怒られる……。「奥の院」も送りました。
(平野)