週刊 奥の院 8.29

■ 『酒とつまみ チャンポン  別冊酒とつまみ(1) 〜創刊10周年記念なんちゃって傑作選〜』 酒とつまみ社 1400円+税  
「なんちゃって」とはいつの時代? 好きにせい!
 してる!
 2002年10月創刊。季刊といいながら10年で本誌14冊、単行本2冊、ここのところ年1冊が定着。
 サボっている、とは言わない。むしろ、よく続いているというのが読者の評価でありましょう。「酒つま」が毎月とか年に10冊も出て、それなりに売れたら、それはそれで変! こっちも、定期刊行を期待しておらん。他人のことをとやかく言ってはいけない
 本書、1号から10号までの記事から選んだ「傑作選集」。
目次
たとえばこんな「巻頭特集」  はるかなる家路〜酔っぱらい帰宅譚告白集  へべれけサスペンス劇場  記憶にございません!! 他
だって、思いついたんだもん。「思いつき研究レポート」  飲み残しビール選手権  柿の種・徹底比較大研究  パック酒・徹底比較大研究 他
土産は自分でつまむのです。「酒飲みの土産」
今日もどこかで「酒場盗み聞き」&「イチモンの酒場のオシャレチェック
投稿に感激! 「酒飲み川柳」&「天国までの百リットル」
酒バカさん、いらっしゃ〜い! 「輝け!200?年酒バカ大賞」
……
編集後記より。

……創刊10周年記念の一冊となった本書の編集制作を進めてみて、つくづく感じたのは「しかしまあ、よく飲んできたなあ。みんな若かったなあ」ということ。制作中も景気づけに飲み、もちろん仕事以外でも飲む。そんな無意味な元気さが感じられる過去の誌面を、10年を経てすっかり黄昏れた肝臓を持つ編集部が混ぜ合わせた『酒とつまみチャンポン』。ページをめくるだけでえずきそうなアルコール濃度を前に、どうか悪酔いしないようお気をつけ下さい。

(平野)
 酒の失敗、いろいろある。笑われるくらいの失敗で収まるくらいに酔っ払うくらいあたりで呑もうと思う。