月曜朝礼 新刊案内
【文芸】 クマキ
■ AKIRA 『KETCHUP』 洋書か?
アキラ 『ケチャップ』 晶文社 1600円+税
著者、1959年栃木県生れの日本人。画家、ミュージシャン、作家。 http://www.akiramania.com/
82年ニューヨーク移住。86年アンディー・ウォーホール奨学金でNYアカデミー・オブ・アート入学。
小説『COTTON 100%』(現代書林)他。3・11被災地はじめ多くの施設で支援ライブ。
(帯)
……アキラが描くニューヨークは、ジャンキー、ストリート・ギャング、ヤクの売人、男娼、ハードゲイ、マフィア、泥棒インディアンなどが横行し、殺人、DV,レイプ、ヘロイン、コカインが蔓延するダークなアンダーワールド。でも、この世界で花開くのは友情と再生と愛の物語。……この物語は地獄から天国までのローラー・コースター・トリップだ。振り落とされないようにしっかりと掴まって、このとてつもない面白いストーリーを堪能してほしい――ロバート・ハリス
【芸能】 アカヘル
■ 『片山杜秀の本(5) 線量計と機関銃 ラジオ・カタヤマ[震災篇]』 アルテス・パブリッシング 1800円+税
思想史研究者で音楽評論家。衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で放送中「片山杜秀のパンドラの箱」から12回分(2011.3〜12.6)採録。
敗戦と原発 緊急地震警報と『原爆の子』
割れ煎とナチス 3・11と12・8
線量計と機関銃 FMと原子力
チェルノブイリと情報公開 小松左京と金正日
最終公害と最終戦争 セシウムと吹奏楽
選挙制度と怒りの日 吉田秀和とノストラダムス
「パンドラの箱」は2010年4月開始。聴取者が限られている。
……かなりいつも言いたい放題になってしまっております。……毎回のタイトルとかけるCDだけは決めておいて、そこから先はなんにもありません。構成作家もいなければ台本もない。手もとにメモの一枚もないということのほうが多いのです。……
震災後の放送分は、原発事故含めその話が続く。専門の政治思想から芸能全般、吉田秀和の話も。片山は08年「吉田秀和賞」受賞。
(平野)