週刊 奥の院 5.21

■ 『BOOK5』 創刊号 トマソン 476円+税 http://tomasonsha.com/?mode=f6
特集 ひとりでつくる、みんなでつくる 
 私、「ブックス」と読んでしまった。「ブックファイブ」であった。
 書評「既刊新刊」、CM・TV・マンガ・ラジオの「定・点・観・測」、「新刊屋ツアー」に沖縄の市場の小さな「古本屋開店日記」(宇田さん)などの連載。
おなじみ、南陀楼綾繁「献本は忘れたころにやってくる」は理解できるが、岸洋子「きょうも移動日和」のタイトル&イラストが岡崎武志というのは「?」。描かせてもらえても書かせてもらえなかったのだろうか、それともこっちで行くのだろうか? 「豆&のむの番台トーク」は昭和の日本映画のお話。
 特集について。
 

 本を作ることは、たいへんな作業である。じぶんひとりでつくるときも、人と協力してみんなでつくるときも大変だ。だが、この世の中はふしぎなほど本にあふれている。これだけの本を、ひとりでつくったり、ひとと力をあわせてつくったりしている。……

 ひとり出版社、フリーペーパー制作、個人雑誌……、いろんな出版物のできるまで。 
 個人雑誌『おてもと』と『趣味と実益』の編集長対談。「編集室屋上」「夏葉社」主宰者も登場。 

■ 雑誌 『ku:nel(クウネル)』7月号 マガジンハウス 648円+税
特集 本を旅する
筑豊文庫と家族の物語  笑いを日々の糧に
ウェールズ・ヘイオンワイへ  本の王国探訪記 王さまはどこにいる?
高山なおみと本  パウンドケーキと日向の匂い
動物とともに生き、描きつづけた人、E・T・シートン
都会のふくろう、南の天地へ

 私が食いつくのは「都会のふくろう」。
沖縄那覇の市場にある「古本屋ウララ」、1.5坪の店。店主は宇田さん、某J堂副店長から転進。もともとあった古本屋「とくふく堂」を引き継いだ。
(平野)
◇ 20日のトーク「ふたつの震災」でいただいた著者のサイン。

 今回、トーク会が二つ同時開催で、店頭人手不足、お話は聞けなかった。
◇ 「金環日食観測」のグラスの問い合わせが殺到。残念ながら、数日前に品切れ。お子様のために親御さん、祖父母さんたちが探し回っておられる。さながら「日食フィーヴァー」状態。
 私、小5の時、日食を校庭で見ました。全校生がセルロイドの下敷きで見ました。よい子はけっしてマネしないでね。一人、透明なのを持って来ました。みんなで「それじゃあダメじゃん(春風亭昇太)」と声を合わせて叫びました。すみません、話、創りました。
 確か教科書には、ガラス板にロウソクの火をかざしてススをつけてそれで見る、とあった。みんな絶対しないでね。専用のグラスを使ってくだい。