週刊 奥の院 1.26
■ 平川克美 『小商いのすすめ』 ミシマ社 1600円+税
装幀 クラフトエヴィング商會
http://www.mishimasha.com/books/
カバーの紹介文より。
『移行期的混乱』(筑摩)で
「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」
と指摘した著者。
本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。
「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけがこの苦境を乗り越える第一歩になる」
短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考!
目次
1 経済に蚕食された社会
2 街角のフォークロア
3 ちいさいことの意味
4 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ――東日本大震災以後
5 小商いのすすめ
ビジネス書ではありません。起業のすすめでもありません。儲けるための戦略でもありません。 「むしろその対極に位置する本」です。
大手書店では既にベストセラー入り。【海】でも初回入荷5冊完売という快挙! 小さい!! いいんだ、小商いなんだよ、小売りというもんは……。コツコツいきましょう。
(平野)