週刊 奥の院 9.2

◇今週のもっと奥まで〜
■ 『an・an』 9.7号 特集:感じあう、SEX マガジンハウス 476円+税

○高まる期待と絶妙な〜
○読者300人 「してほしいコト」「してみたいコト」
○実は彼もドキドキしています。
○オトコを奮い立たせる〜
……
 男子ヌード&女性モデルとのラブシーンあり、下着選びあり、撮り下しDVDあり……
 私、お客さんやスタッフの前では読めません。こちらを。
http://magazineworld.jp/anan/1772/






■ 北原みのり 『アンアンのセックスできれいになれた?』 朝日新聞出版 1300円+税
 an・anのセックス記事から見た女の生き方40年史。
 覚えている人は覚えているでしょう。70年代の同誌には立木義浩撮影のヌード写真が載っていた。性に関する記事も多かった。リブもあったし、ドラッグにも触れた。「アンノン族」という言葉が生まれた。“新しい女の時代”を象徴した。
 
 

70年代前半、アンアンにセックス特集はない。セックス特集が必要ないほどに。生きることがそのまま、性! 生! 政! であった。はっきり言って、毎号がセックス特集である。

 80年代、「徹底して軽く、明るく、おしゃべりで、行動的」に。セックス記事もエロく、明るく、おバカ。「SEXしたい男」ランキング、男性ヌード登場。そして、89年4月、衝撃の「セックスで、きれいになる。」発売。
 

「セックス」が新しかったのではない。「きれいになる」がとんでもなく新しかったのだ。

 an・anが誕生して41年。かつての読者たちは、今どんな雑誌を読み、どんな人生を歩んできたのか? an・anと同じ70年生まれの著者は、創刊号から読み直し、この40年の日本の女性と性、自分をふり返る。著者、女性のためのアダルトグッズ・ショップ「ラブピースクラブ」代表。

(平野)