(その1)
 今、海文堂がすごいことになっている。大袈裟に書いてます。
 インフルエンザですごいヒマだけれど、ヒマなのは、ずーっとなので、それは言うまい。
 レジの後ろの棚、普段は雑誌のストック置き場なのが、何と、なんと、ナント、しつこいけれど、NANTO、神戸のビンボ・ヒマナシ・ひとり出版社「みずのわ出版」の新刊『古書往来』(高橋輝次)がズラーっと並んどります。装幀・装画は林哲夫。目立つでもなく、出しゃばるでもなく、ごくごく控えめに。大書店なら、映画化作品がドドーンと、「さあ買え」みたいに陳列されているのでしょう。海文堂はそんなマネはできはしないのですが、こんな芸はできるようです。新鋭「赤ヘル」の仕業。
 著者直筆サイン本も届いています。自慢じゃないが、「みずのわ」の本は日本一早く入荷します。
 「それがどなした?」
 「ただ、それだけのこと」
 『古書往来』については、「赤ヘル」がイベント情報も加えて詳しくお知らせいたします。
 
(その2)
 神戸新聞夕刊「本屋さんの3冊 9+1」5月22日掲載分、テーマは「絶景写真集」。
 私、推薦の3冊。
 1『虹の風景』高橋真澄(青菁社・1600円+税) 富良野・美瑛の虹。
 2『NAMI』梶井照陰(フォイル・2800円+税) 佐渡の荒波。
 3『塩屋百人百景』(「同」事務局・476円+税) 塩屋の風景3240枚。
 店頭にてご覧ください。1.2は2F「写真集」の棚、3は1Fレジにあります。


(その3)
 またまた、古本棚が増えるみたいやで。古本イベントもあるでぇ。詳しくはF岡店長もしくは「赤ヘル」がやりま。予告の予告、わては前座。古本者のブログでは、とうに出てます。古本の匂いを嗅ぎつけた「英吉利狸」教授が下見に来てはりました。でもね、古本で担当の棚を削られるのは、わてでおま。城明け渡しの気分や。


(平野)