エンタクシー & 文藝綺譚

■ en−taxi(エンタクシー) Vol.35 (2012春) 扶桑社 819円+税
【連載】 「このひとについての一万六千字」
池澤夏樹 漂い、さまよう死者とともに  取材・文 重松清
【特集】 「歌謡曲の残影、いや、永遠
恩田陸 「夜のヒットスタジオ」の頃
小田嶋隆 橋幸夫という“ワールド・ミュージック”
北沢夏音 言葉を失くしたあとに――阿久悠への手紙
湯浅学 何かがものすごくおかしい――森進一登場の衝撃
福田和也 島倉千代子さんについて
……
【特集】 「ラストワルツ スペシャル 偉功の一片、時代の画期」
亀和田武 「吉本隆明」  谷口ジロー 「メビウス
小鷹信光 「内藤陳」  吉田豪 「真樹比佐夫」
内堀弘 「八木福次郎」 ……

■ 坪内祐三 『文藝綺譚』 扶桑社 1900円+税
装幀 菊地信義
「ぶんげいきだん」と読む。
(帯) 文壇ゴシップから幕下力士まで精通している“時代の目利き”が自在に描き綴って“世の中”を透かしてみせる名随筆
 時評+文芸評論+文壇話=世相!
 
 雑誌連載は「偶然始まった」。2007年12月11日編集長から電話。原稿が1本落ちた、なんとかならないだろうか……20枚あれば……。
 発売日は10日後。著者は、急遽「野間賞」パーティーをルポする。その時の受賞者は、佐伯一麦西村賢太
「日本の現代小説をほとんど読まない私が例外的に愛読している作家」
第一夜 パーティー  受章者のこと、選考委員、文学作品に登場するパーティのこと、作家たちが書いている文壇パーティーのこと、パーティーでの喧嘩など。
第二夜 三浦和義事件
第三夜 「ロスト・ジェネレーション」と蟹工船
第四話 昭和二十九年上期、芥川賞候補作品を読んだ頃。
第五章 白露山露鵬のこと
第六章 一九八四と1Q84 
第七章 雑文という文芸、あるいは草森紳一のこと
第八章 変わるものと変わらぬもの
第九章 恩田陸川崎彰彦
第十章 川崎彰彦のこと
第十一章 十年ひと昔
第十二章 大相撲のないこのわずかな数ヵ月の間に

◇ 全国ふるさとブックフェア (9)
◆ 奈良新聞社 http://www.nara-np.co.jp/book/index.html 
宇宙菴 吉村長慶 3400円+税  古代大和は宇陀から始まった 1905円+税
古代大和に宇陀から始まった 1905円+税  伊勢本街道 2200円+税
南朝の柱石 北畠親房公との出会い 1300円+税  Legennds of Nara(英訳本・奈良のふるさとの話) 1800円+税
奈良市の万葉を歩く(上・下) 1143円+税  節斎(せっさい) 2000円+税
山辺の歴史と文化 1900円+税  南無観 東大寺のお水取りの光陰 2857円+税
大和路の芭蕉遺蹟 2000円+税  奈良の老舗物語 1500円+税
西吉野朝太平記 1500円+税  記・紀にみる 日本の神々と祭祀の心 1905円+税
 4.23「神戸新聞」広告。

(平野)