週刊 奥の院 12.22

 宮城県気仙沼市に漁船の月刊ミニコミ紙「みなと便り」を発行している「みなと倶楽部」という編集室があります。【海】2Fでは、『みなと便り保存版』や遠洋漁業の写真集を販売しています(月刊紙は不扱い)。このたび、気仙沼の市民の方々による大震災・津波の記録写真集とDVDが届きました。

 
■ 「浜らいん」編集 東日本大震災写真集 市民が伝える気仙沼の大震災  気仙沼―大島―唐桑―本吉―小泉―歌津―志津川 』 1000円(税込)
■ 「浜らいん」編集 『DVD 東日本大震災 記録映像 気仙沼の大津波  気仙沼―大島―唐桑―本吉―小泉―歌津―志津川 』 1500円(税込)
60分。ブルーレイには対応していませんので、ご注意を。
みなと倶楽部 http://www1.odn.ne.jp/minatodayori/minato_001.htm

 海への避航が間に合わず、湾内で右往左往する小型漁船。
 大型漁船は津波の威力で岸壁に打ち揚げられ、流れた船は岸の奥深くまで流されていく。第二波のあまりにも強い引き波に人々はなすすべもなく、ただ見守るしかなかった。
 更に沖を見つめると白い怒涛の第三波が湾に向かって襲って来るのが見える。
 これがあの日、市民が見た衝撃の気仙沼だ。

 港の決壊、激流の渦、黒い濁流、操船不能、港の混乱、内湾騒然、そして、船が陸に……。
「(大きな悲しみを抱える方々が)いつもの笑顔に戻れる日まで応援して行きたい」と編集者。
(平野)
 20日は神戸市内なのに西宮宝塚経由で通勤しないといけないK書店ヨーコさんが、21日は大阪の出版社クッスー来店。おふたり共『ほんまに』買ってくださいました。ありがとう。