週刊 奥の院 11.9

■ 『人権歴史マップ 但馬版』 ひょうご部落解放・人権研究所 500円(税込)
 兵庫県各地域の人権にまつわる歴史文化遺産を紹介する冊子。神戸・阪神丹波・播磨に続く4冊目。
 但馬地方は兵庫県の北部。豊岡市、養父(やぶ)市、朝来(あさご)市、香美(かみ)町、新温泉町。県の面積の4分の1を占める。日本海沿岸から山、城下町に温泉町、銀山で栄えた町、多様な町の姿がある。
 アメノヒボコ伝説、渡来人・秦氏の遺跡など古い歴史がある。また、銀山での過酷な労働も長い歴史がある。部落・朝鮮人差別、伝染病隔離病舎など、負の遺産も多い。
 現代文学では、山田風太郎は養父出身、『夢千代日記』の舞台は新温泉町玉岡かおるの『銀のみち一条』は朝来の生野銀山








 

















■ 『ほんまに』第14号  執筆者・関係者に寄贈。続々と反響が寄せられ、感動の嵐! になるといいな〜。休刊するなー! の声が私には聞こえる。
 ふふふ、大量の注文が来たのだよ。
 表紙の絵について、棚にNR出版会のプレートがあるので、モデルさんをNRのTさんか? と思った人もおられるよう。Tさんもすっごいです。(あんまりイジルな!)
 






○ 「女子の古本屋」による女子の古本市 
 6.24〜26のイベントレポート。
 運営者3人(トンカさん、ハニカムさん、アカヘル)の似顔絵がなんとも……。似ていると言えば似ているし、簡略化しすぎて似てないといえば似ていないし。下の写真参照。
 さて、「女子古本屋」、次回はあるのか? 








○ 神戸とミステリー 千鳥足純生  『悪魔の手毬唄』 横溝正史 複数のペンネームを持つミステリー評論家。 
 神戸はミステリーがよく似合う街である。異国の雰囲気が街中に満ちあふれているのはもちろんのこと、細い路地にある小さな酒場などは、ミステリーの舞台として最高だろう。神戸にはそのような香りが戦前から戦後を通じてあり、そして現在に至っても薄れてはいないのである。


















○ 船好きが集う隠れ家 「フォトカフェ」マスター 清水裕士さん
【海】のご近所の喫茶店「フォトカフェ」。船と写真好きの人たちが集まる。清水さんは船が好きで、船の写真を撮るためにカメラにはまった、という人。毎日神戸港で撮影、開店前と閉店後にポートタワーに登る。高い所がお好き? ちゃいます、動く船の姿を狙っているんです。
(平野)