週刊 奥の院 9.20

■ ミロコマチコ 『ホロホロチョウのよる』 四月と十月文庫2 港の人 1200円+税
 画家・絵本作家、1981年大阪枚方生まれ。初の画文集。
 詳細は「港の人」 http://www.minatonohito.jp/products/116_01.html
 表紙の絵は、著者5,6歳の頃のもの。扉は小学生低学年時の作文と絵。本文中にも、現在の作品に混じって幼少時の絵があちこちに。

……(実家に行く)本の出ることを知った母は喜んだ。張り切って小さい頃の絵や作文を引っ張り出してくる。私よりも一生懸命だ。「小さい頃のことばかりを書く本じゃないから」と言っても全然聞かず、「これもあるでー」「あれもあるでー」と持ってくる。(東京に戻っても母から電話)「あんなー、小さい頃の新しい文集でてきたでー」「いや、もういらんからー」。(次の日も電話)「小学校の頃の手紙が出てきたわー」「もう、探さんでいいからー」。(毎日のように電話があり、ついに)「またいつかそんな本を出す時のためにとっておいて」と言うと、ようやく母は納得した。よっぽど嬉しかったのだろう。……

“親心”ですやん。えー話です。

(平野) 岩田健三郎原画展 好評のうちに終了いたしました。ご来場ありがとうございます。
 岩田さん、スタッフの皆様方、神戸新聞総合出版センターの皆様、お世話になりました。ありがとうございます。
 岩田さんにサイン本をご用意いただいています。ぜひ、海文堂でお求めくださいませ。
 さて、23日(金)からは 古本市 が始まります。既にご紹介しましたが、四国からはるばる4店舗、出品いただきます。どうぞお楽しみに。