週刊 奥の院 7.18
■ 『大阪人』 9月号 特集:旅する24区 手練れの書き手27人によるあたらしい大阪紀行 大阪都市工学情報センター 743円+税
http://osakajin.osakacity.or.jp/newissue/index.html
リニューアルして2号目。各区の町の雰囲気を27人が書きます。中央区・東淀川区・阿倍野区は2人ずつ。
ざっと紹介。
(中央区)西加奈子「ぎらぎら」、伊集院静「天国の扉」
(西成区)後藤正治「青春が在った街」
(平野区)玄月「ほろ苦い平野区二時間の旅」
(東淀川区)いしいひさいち「バイトくん」、グレゴリ青山「雨の淡路慕情」
(浪速区)黒川博行「金は無くともぶらりぶらりとジャンジャン横丁」
(旭区)岡崎武志「商店街の『古本道場』」
(生野区)梁石日「在日コリアンの原点、鶴橋」
(阿倍野区)遠藤哲夫「おれの胃袋の大阪と東天下茶屋」、久坂部羊「都会の清浄天地――阿倍野墓地」
……
かつて住んだ町、働いた町、通り過ぎた町、今も通う町、久々に歩いた町……、町の歴史、町の濃い人たち。創作(?)もありそうな、夢と記憶と現実がないまぜになったディープ大阪。
ひと癖もふた癖もある作家たちに加えて、学者さんやジャーナリストもおもろい人ばっかり。
「手練れの書き手」と謳っているが、僕に言わせりゃ手練れどころか「暴れ馬」のような面々を、よくぞ一つのレース場に集めたなと感心するのみ。編集の趣旨がスゴいのか? 大阪だからこそできる業なのか?……表紙のイラストを担当している長友啓典さん
(平野)本日22:25、NHKEテレ『極める! 佐藤江梨子の読書学』は「京都魅惑の古本屋探訪」。岡崎武志さん出演。
美女と野獣!
碧野圭さんブログ更新。仙台「金港堂」。
http://aonokei.cocolog-nifty.com/syoten/2011/07/no112-29e3.html