週刊 奥の院 5.28


■ 鈴木創士 『一人っきりの戦争機械  文学芸術全方位論集』 青土社 2400円+税
 在野のフランス文学者、神戸在住
ランボー  一人っきりの戦争機械
○ はぐれた肉体  六八年と土方巽
○ どこにもない都から――詩人・谷川雁
○ かくれんぼ――寺山修司
ジャン・ジュネまたは類似の錯乱
アルトー  人間を再建する企て
○ 死のみ考えた者がいた――永山則夫
坂本龍一  ニューヨーク・ノー・ニューヨーク
○ 骨が笑う――十五年後に田辺聖子『ナンギやけれど……わたしの震災記』を読んで
中島らもと自殺三人組
……
PR誌「ほんまに」に寄稿してくださった「失くしてしまった絶対の書物」も収録。
 
 当店とその周辺では「創サマ」と呼ばれる人気者。もちろん女性ファンが多いのだが、「抱かれたい」と広言するヘンタイ男性もおる。
 普通のおっさんからみれば、「ただのスケベなフランスインテリ」という存在なんですが……。
 6.11(土)神戸長田の映画資料館でのイベントに登場。
こちらを。 http://www.kobe-eiga.net/event/
(平野)