週刊 奥の院

ケトル Vol.00 創刊準備号 特集:ぼくらが本屋に行く理由 太田出版 900円+税

 内田樹(本屋はどんな場所か) 
 麻生久美子(「私の本棚」 表紙モデルも。こんな人がいるなら私入浸る) 
 『村』がつくった本屋さん 
 道尾秀介の書店員になってみる 
 検索では見つからない本がかならず見つかる本屋10選
 日本の書店の頂点 
 書店に行くとなぜ…したくなるのか? 
 書店の看板は明朝派? ゴシック派?

 次号は“パンダ”特集。本屋情報誌やとばっかり……。
 http://www.ohtabooks.com/publish/2011/04/14004530.html
g2(ジーツー)vol.7 講談社 1143円+税 巻頭特集「東日本大震災と日本の希望」 

 佐野眞一 『ルポ大津波と日本人』 大病後で療養中にもかかわらず被災地に。佐野さんの信条である「“大文字”の論評ではなく、ディテールを丹念に積み上げて“小文字”で語るノンフィクション」。 元・新宿ゴールデン街名物ママ(引退して大船渡に)との再会、元・日共文化部長の自衛隊救助への感謝、“定置網の帝王”の嗚咽など。「言葉を失う」ほど大災害を体験した人々の、したたかで、率直で、悲しい言葉の数々。彼らを思いやる想像力を持たない政治家や官僚、知識人たちの空疎な言葉を痛烈に批判する。
 赤坂憲雄『いま、東北ルネサンスが始まる』 鼎談『大震災とインターネット』
 森功藤井誠二石井光太ら、社会・スポーツ・医学など骨太ノンフィクションばかり。
土曜社から届いた『大杉栄 日本脱出記』のチラシなど。
 真ん中の黒丸は「缶バッジ」。直径2・5センチ。
(平野)