週刊 奥の院

続 岡本太郎生誕100年 
岡本太郎生誕100年記念事業公式サイトhttp://taro100.jp/

■『岡本太郎爆発大全』河出書房新社 24000円+税 3月末発売 

 詳細 http://www.kawade.co.jp/bakuhatsu/

■『別冊太陽 岡本太郎新世紀』 平凡社 2300円+税

戦後の日本美術界を疾走し、大胆不敵な芸術作品と鋭い批評活動で時代に風穴を空けた岡本太郎(1911年2月26日‐1996年1月7日)。
生誕100年を記念し、岡本太郎のあらゆる顔を知り尽くすべく、画家、彫刻家、民俗学者、写真家、思想家など、全方位的な活躍ぶりを、あますところなく紹介する。

詳細 http://www.heibonsha.co.jp/sun/feature/okamototarou_01.html

岡本敏子 『奇跡』 集英社文庫 571円+税
 戦後間もない頃、笙子21歳、華道の編集室勤務。先輩に連れられ新進気鋭の建築家・羽田謙介を訪問。「あたたかい眼ざし」に惹かれる。
 著者・岡本敏子(1926〜2005)は、岡本太郎の秘書で養女で、生涯のパートナー。ふたりの愛の生活を赤裸々に描く。

太郎さんの没後、敏子さんから分厚い原稿が届けられた。「奇跡」という題の小説である。読み出して仰天した。各頁、猛烈なエロシーン続出。びっくりした私は電話で、いっそ実名で、二人の特異で崇高な愛を書いてくれと頼んだ。(瀬戸内寂聴

 著者77歳の作品。よしもとばななとの対談収録。
(平野)