週刊 奥の院 第82号+1の6

◇今週のもっと奥まで〜
大崎善生 『ユーラシアの双子(上・下)』 講談社 各1600円+税
石井は50歳で早期退職し、ひとりユーラシア大陸横断の旅に出た。娘は自殺、元妻は病床。ウラジオストックで、自殺を決意しているエリカに出会う。彼は自殺を引き止めようと共に旅を続ける。
紙版の引用シーンは、シベリア鉄道でふと思い出した、不倫相手との××。
◇雑誌から
■『オール讀物』12月号 文藝春秋 950円(税込)
 丸谷才一『人魚はア・カペラで歌ふ』が、今年の龍馬人気のことを書いている。いつものウンチク話に入る前に、高知県東京事務所の龍馬像があちこちのイベントに無料で貸し出されていることや、京浜急行沿線立会川駅前にある龍馬像のことが書かれている。私が食いついてしまったのは、商店街の龍馬関連商品の数々。「龍馬ラーメン」「龍馬餃子」「やきのり龍馬さん」など。パン屋「カフェ・ロティ」では「お龍さんのおっぱいパン」を売り出しているそう。
出てきました。これ。http://twitpic.com/1xp77v
「龍馬の足跡パン」もあり。
 万城目学と門井慶喜による『神戸近代建築散歩』。
 グラビアは『井上ひさしが愛したもの』。遺作東慶寺花だより』(同社)、今月下旬発売
(平野)