お知らせ&週刊 奥の院

白倉

◇お知らせ 
勁版会10月例会「10年後も本屋でメシが食えるのか 《非カリスマ書店員座談会》」
とき:10.15(金) 19:00〜20:50頃 
場所:海文堂書店2Fギャラリースペース 078−331−6501
参加費無料。終了後、懇親会を予定。参加費3000円程度。
尚、海文堂の営業時間は19:00までです。それ以降に参加される方は、建物の案内のとおりご来場ください。
 
 同会は発足して28年、例会は323回を迎えます。関西の出版関係者、書店有志が毎月ゲストを呼び勉強会をしています。
 今回の内容は、海文堂PR誌「ほんまに」第11号に登場した「非カリスマ書店員座談会/10年後も本屋でメシが食えるのか」続編です。
 ゲストは、逢坂肇さん(垂水・文進堂書店)、地道裕勝さん(ジュンク堂西宮店)、そして海文堂の“赤ヘル”北村知之です。
 さて、3人の話から出るのは、「希望」でしょうか? それとも「悲嘆」でしょうか? はたまた「大法螺」か……?

週刊 奥の院 第76号の5
◇今週のもっと奥まで〜
白倉敬彦 『春画にみる江戸の性戯考』 学研 2200円+税
 春画だから性愛を描く。それでも著者は『春画を読む 恋のむつごと四十八手』(平凡社新書)で、男女の心情を細やかに分析していた。本書は“性戯”そのものに注目した十二考。
◎ まず初手はくぢるなり
◎ 決め手はとどめに口を吸う



◎ 上だ下だと大騒ぎ



 私、恥ずかしくて……、紙版では詳しく書きますが、ここではこちらを。
http://hon.gakken.jp/book/1340465100
上野千鶴子さんが解説。

春画は表象である。
表象研究の基本のきは、第一に、表象は表象であって現実ではないということ、第二に、表象はそれに描かれた対象についてより、それをつくった者についてより多くを語る、ということである。(略)
それを制作し消費したひとびとの性的妄想の表現であり、現実の反映ではない。

(平野)