おっさんアホか通信

6/19(土)“赤ヘル”六甲山上華燭の典
 涙、涙……、感涙の式典であった。新郎・新婦、おめでとう。
 初めてそのご尊顔を拝した新婦をどう表現すればいいのか、言葉が浮かばない。
 清楚というにはあまりに神々しく、まるで山上に降り立った天女。
 下界は梅雨の合間の晴天なれど、山上付近は霧立ちこめる異空間。山の神が気まぐれに散歩をしても何の不思議がありましょう。
 “赤ヘル”のことなどどうでもよいのであるが、神秘を垣間見た以上、凡人は願掛けねばならぬ。
 「天の使いか妖精か、願わくば“赤ヘル”を幸せにしてやっておくれ」
 祝いの酒に酔い痴れ、下界に戻れば、これは如何に。写した写真は皆ぼやけ。
「父さん、全部ブレブレやん!」
 娘の指摘で確認すれば、“天使のブラ”なら可愛いものの、“おっさんのフラフラブレブレ”で、まったくもって面目なし。
 「絵にも描けない美しさ」と言うでないか。実物の美しさに敵うものなし。おっさんはしっかり眼に焼き付けました。
(平野)