週刊 奥の院 第87号+1の4

身体のいいなり

内澤旬子 『身体のいいなり』 朝日新聞出版 1300円+税 
(帯から)
 「38歳で乳癌と診断されてから、なぜかどんどん健やかになっていく・・・・・・」
(目次)? 持病の歴史 ? そして、癌ができた ? ようこそ副作用 ? 乳腺全摘出、そして乳房再建  そして現在
 
 癌切除、乳房再建など4度の手術。
 
 

 しかしながら、私は元気なのである。健康といえるかどうかはわからないが、すくなくとも日常生活は生まれてきてはじめてというくらい爽快だ。癌になるより以前よりもずっと元気だ。毎日よく眠ることができるし、徹夜で仕事もできるようになった・・・・・・。

 副作用を和らげるために始めたヨガで体質が変化、アトピーや微熱や冷え性などの悩みがなくなり、嗜好も変わる。仕事も舞い込み、お化粧が楽しく・・・・・・。
 もちろん女性としての苦しみや悲しみがあることでしょう。

 

 自分にとって癌とは、身体とはなんだったのか、なんだろうかと改めて思う。
 私は本当に癌なのかなと思ったりもする。
 しかし、同時に私の身体は生きてきて、今が一番まともに活動しているという感覚に満ち溢れている。
 ただ、今このときをだるさも痛みも痒みもなく、すっきりと机に向かい、深く眠りおいしくご飯を食べることができるのならば、体内のどこかに癌の芽が再発するときを待って眠っていようが、それでもう十分な気がするのである。たとえ短い期間になるのかもしれなくても、今気持よく動いてくれる身体を味わうことができて、たのしく暮らせるのがとても嬉しいのだ。
 私は今日も身体のいいなりなのである。

 勁く美しい人がここにいる。
 内澤さんのブログ。http://kemonomici.exblog.jp/
 写真もあり。ほんまに「美しい」ねんで。「きれい」というのんと、またちゃうねんで。初めて拝する人は腰抜かすな。
(平野)

週刊 奥の院 第87号+1の4

内澤旬子 『身体のいいなり』 朝日新聞出版 1300円+税 
(帯から)
 「38歳で乳癌と診断されてから、なぜかどんどん健やかになっていく・・・・・・」
(目次)Ⅰ 持病の歴史 Ⅱ そして、癌ができた Ⅲ ようこそ副作用 Ⅳ 乳腺全摘出、そして乳房再建  そして現在
 
 癌切除、乳房再建など4度の手術。
 
 

 しかしながら、私は元気なのである。健康といえるかどうかはわからないが、すくなくとも日常生活は生まれてきてはじめてというくらい爽快だ。癌になるより以前よりもずっと元気だ。毎日よく眠ることができるし、徹夜で仕事もできるようになった・・・・・・。

 副作用を和らげるために始めたヨガで体質が変化、アトピーや微熱や冷え性などの悩みがなくなり、嗜好も変わる。仕事も舞い込み、お化粧が楽しく・・・・・・。
 もちろん女性としての苦しみや悲しみがあることでしょう。

 

 自分にとって癌とは、身体とはなんだったのか、なんだろうかと改めて思う。
 私は本当に癌なのかなと思ったりもする。
 しかし、同時に私の身体は生きてきて、今が一番まともに活動しているという感覚に満ち溢れている。
 ただ、今このときをだるさも痛みも痒みもなく、すっきりと机に向かい、深く眠りおいしくご飯を食べることができるのならば、体内のどこかに癌の芽が再発するときを待って眠っていようが、それでもう十分な気がするのである。たとえ短い期間になるのかもしれなくても、今気持よく動いてくれる身体を味わうことができて、たのしく暮らせるのがとても嬉しいのだ。
 私は今日も身体のいいなりなのである。

 勁く美しい人がここにいる。
 内澤さんのブログ。http://kemonomici.exblog.jp/
 写真もあり。ほんまに「美しい」ねんで。「きれい」というのんと、またちゃうねんで。初めて拝する人は腰抜かすな。
(平野)